唐川の衝撃のデビューの勢いで3タテといきたかったですが、序盤の失点を挽回することができませんでした。
勝率の差で楽天に抜かれて3位に転落、このまま突っ走って欲しいとの願いは虚しく破れました。
今日も小林宏はピリッとしませんでした。
逆球もほとんどなく橋本の構えたところにはそこそこボールがいっていたのですが、甘く入ったところを痛打されました。
ただ置きにいっただけ、そんな面もあるのかもしれません。
ストレートは低めに決まっていたので痛かったのはやはりフォークが制御できていなかったことで、最大の武器であるフォークが決まらない小林宏にゲームを支配することを求めても無い物ねだりでしょう。
仕方なくにわか仕込みのカーブを試すなど試行錯誤はしていましたが、今日も小林宏らしいピッチングをすることなく先発の任を果たせず5回でマウンドを降りました。
前回までの登板の様に逆球オンパレードではなかったので復調の兆しが見えたと言えなくもありませんが、フォークを思うがままに操ることができなければ安心してマウンドを任せることはできません。
課題がはっきりしているだけに対策は施しようがあるとは思うのですが、試合で投げながらでは時間がかかるかもしれません。
いっそのこと半月ほど抹消して1軍に帯同しながら調整する、こういった荒療治を考えてもよい時期にきたのではないかと思います。
このままでは昨年の清水と同様に、ずるするとシーズンを終わってしまいそうな予感があります。
小林宏を先発から暫く外すとした場合、代わりに先発を任せる投手を捜さなければなりません。
妥当に考えれば久保でしょうが、2軍でのピッチングを見ればもう少し時間がかかりそうです。
気持ちとしては大嶺に期待したいところですが2軍でも長いイニングを投げていませんから、私としては神田あたりを抜擢してみるのもよいと考えます。
ただ神田にしても1軍で投げていないことを考えれば、ここのところ登板機会がない小宮山を外すことを真剣に考えて欲しいと思います。
使いもしない小宮山枠で無駄にベンチを温めるぐらいであれば、次の選手発掘のために有意義に枠を使うべきです。
小宮山も指導者としての将来を考えるのであれば、自ら降格を申し出るぐらいのことはあっていいのではと思います。
序盤に大量失点をしながら粘り強く1点ずつ追い上げていきましたが、もう一押しが足りませんでした。
先制パンチで気持ち的に押されてしまったこともあり守備のリズムも悪く、そんな中での追い上げは評価したいと思います。
伊藤や根本といったルーキーも今日は持ち味を出しましたし、勝つことは出来なかったものの意味のある試合だったと言ってもよいでしょう。
ソフトバンクは次は西武戦、首位の西武を引きずり降ろすための餞別をあげたとでも考えましょうか。
次の日本ハム戦は外ダルとの対戦ですので付け入る隙はあるでしょうし、GW9連戦勝ち越しのための好ダッシュを期待したいと思います。
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