弱っているソフトバンクを叩き潰しての4連勝、主軸もチームに戻り始めて調子もやや上向きになってきました。
明日の唐川デビューに向けての幸先のよい勝利は、ハッピーな週末を予感させてくれます。
大塚が今日もマルチヒットでチームの勝利に貢献しました。
ランニングホームランはラッキーな面もありましたが、そうでなくとも当たりは左中間を抜けていましたので、バッティングの調子は上々のようです。
そのランニングホームランだけではなく盗塁も2回トライするなど足技を見せ、課題の下半身に不安がないところをアピールしてくれました。
バントを失敗するなど淡泊な大塚という側面も出してしまいましたが、守れる大塚が好調をキープしていることは打線にとっては非常に大きな助けとなります。
ちなみに私がナマで見た唯一のランニングホームランは、雨の川崎球場での佐藤幸彦でした。
先発した清水がわずか97球での完封勝利、順調に復活の道を歩んでいるようです。
その球数と奪三振が1個であること、そして必ずしもストライク先行ではなかったことから、貧打のソフトバンク打線の無策に助けられたところもあったかとは思います。
しかしまさに半月ほど前のロッテ打線の様に、バントで揺さぶるわけでもなく、ただバットを振っているだけの打線を手玉に取ることぐらいは、今の清水にとっては赤子の手をひねるぐらいの芸当でしょう。
今後の課題を挙げるとすればスタミナ、キャンプできっちりとした体力作りができていなかったであろうと思われる清水にとって、GW明けぐらいの疲労が溜まり始める頃にフォームを崩さずに投げ続けることができるか、そこがポイントだと思います。
腕が下がり始めるとシュート回転したボールが痛打されるケースが増えますので、きっちりとした体のケアをしてくれればと思います。
今日はヒットが出なかったものの、福浦が3番に座ることで核弾頭に復帰した西岡が活き始めました。
あまり右打席での猛打賞は記憶にないのですが、今年の西岡は広角にきっちりと打てていることで首位打者争いができるのではないかと思っている私にとっては、今日の結果は非常に嬉しい出来事です。
チームとして足を使った攻撃が増えている中で西岡の盗塁が見られないのが少し寂しいですが、チャレンジに近い走塁は見せていますので、何か新しい境地に至ったか、あるいは新しい試みに挑戦しているのかもしれません。
ようやく長打の出たズレータなどの大砲を効果的にするためにも西岡の存在は欠かせませんので、大塚二世を襲名することなく怪我の少ない選手になって欲しいと思います。
今日負けていれば明日の唐川に無用なプレッシャーを与えることになったでしょうし、西武がサヨナラ勝ちしたことで首位という重圧を唐川にもたらすこともなくなりました。
ソフトバンクの打者がうつむいてしまうようなピッチングを清水が見せ、多村も骨折で戦線離脱しました。
全てが唐川にいいように動いている、まさにそんな感じすらしますので、明日の唐川の初陣を楽しみにしたいと思います。
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