goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2019年通信簿 64 二木康太

2020-01-17 03:29:02 | 千葉ロッテ

 

64 二木康太 投手 24歳 年俸4300万円

【2019年成績】 22試合 7勝10敗0S 防御率4.41 128回2/3 127安打 16被本塁打 30与四球 6与死球 115奪三振 被打率.257

今季も7勝の壁を越えられず、貯金を作ることもできませんでした。
ほぼ一年をローテーションで回ったことは評価できますが、しかし春季キャンプ初日の紅白戦に投げることなく二軍スタートでオープン戦でも僅かに1試合の登板に炎上をしたことで開幕一軍を逃し、ボルシンガーの離脱で開幕8戦目に先発のチャンスをもらって勝利をしたことでの結果オーライでしかありません。
どこか唐川に似た老成感があるのがどうにも気掛かりで、ドラフト方針に大きく影響を与えた高卒投手台頭の走りである二木が種市らを引っ張ってこその黄金時代を作れるよう、涌井が「まじか」と言ったのがほぼ世間の評価であろう背番号18に相応しい大黒柱になれるよう、正念場の来季に二桁勝利で殻を破ってもらいたいです。

勝負弱さが二木のイメージになりつつあります。
無駄な四球が多いわけでもありませんし被打率もさして悪くもなく、それでいて防御率が4点台半ばですからここぞで打たれていることになります。
打線の援護に恵まれないことが多いのはピッチングのテンポの悪さも手伝っているような、前半戦で自己最多勝利にリーチの6勝ながらも後半戦で不甲斐なく失速をしたのは毎度のこと、やや太ったように思えますし上体だけで投げているようにも見えるのが不安材料で、小手先で上手く打ち取ろうなんて考えているのであれば唐川まっしぐらでしょう。
それでも最後までストレートのスピードが落ちなかったのは収穫ですし「真っ直ぐを強くしていかなければいけない」との意識の変化は喜ばしく、ドライブライン・ベースボールに派遣をされたのは球団と言いますか吉井コーチもそれを二木に求めているからこそでしょう、それに応えるピッチングを見せてもらいたいです。
今季の出遅れの反省か「1月から意識的に頑張ってみようと思います。オフは今までの2、300%、シーズン中も150%走るようにしたい」との意欲が空回りをしないよう、ストレートでねじ伏せるタイプではありませんがそれにしてもやたらと打たれた印象がありますので、その改善で大きくピッチングが変わってくるはずです。
秋季キャンプでの手締めを任されるなど投手陣のリーダーとしての役割も今後は求められますから、走り込みなどの体作りも含めて手本となるような二木であってください。

2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 4300万円 → 4500万円 (△5%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (8)

2019年通信簿 63 種市篤暉

2020-01-16 02:07:18 | 千葉ロッテ

 

63 種市篤暉 投手 21歳 年俸680万円

【2019年成績】 26試合 8勝2敗0S 防御率3.24 116回2/3 114被安打 11被本塁打 51与四球 2与死球 135奪三振 被打率.260

推しメンにした翌年に活躍をする、そのパターンにはまった種市はチーム勝ち頭の8勝でエース候補として名乗りを上げました。
先物買いの傾向が強くそれが裏目に出ることが少なくない背番号変更で来季から16を背負うことになりましたが、そのプレッシャーを楽しんでもらいたいです。
井口監督の言う競争ですからあてにはなりませんが開幕投手の候補でもありますし、ドラフト6巡目の高卒投手が4年目にしてそれを成し遂げれば球団史に残る快挙となります。

そんな種市は開幕一軍ながらも中継ぎスタートで、昨季にあれだけ我慢をして先発で起用をしたのにと疑問だらだらでしたが、ようやく平成最後の日に今季初先発です。
吉井コーチのプランでは交流戦までは中継ぎで経験を積ませてそこからの先発起用だったようですが、井口監督がそこまでの好投で中継ぎから外せなくなると言い出したことで前倒しをしたとはブログでの事情説明で、これは井口監督のGJでしょう、そんなチャンスに平成最後のプロ初勝利という記録にも記憶にも残る快挙を成し遂げました。
7月上旬に細菌性胃腸炎で抹消となりましたが復帰をしてからはローテーションの軸とも言っていいぐらいのピッチングで、打線の援護があれば二桁に届いたでしょう。
球数が多いことでなかなか長いイニングを投げられませんでしたが、しんどいはずの夏場からはきっちりと先発としての責任イニングである7回を投げきれるようになりました。
その武器は自主トレに参加をさせてもらい、球界屈指の球威とお化けフォークを誇る千賀をして「貫通力がえぐい」と言わしめたストレートで、半分以上はそのストレートに空振りを取れるフォークと千賀二世にまっしぐら、来季の目標が奪三振王は100イニング以上を投げた投手では千賀に次ぐリーグ2位の奪三振率ですから充分に狙えるタイトルです。
そのためにも今季に届かなかった規定投球回到達が最低ノルマで、与四球も少なくありませんが小さくまとまることなく貪欲に三振を奪いにいってもらいたく、千賀を凌ぐ23イニング連続奪三振は江夏、木田に並ぶ史上3位で日本人では1位ですからこれを単独にできるよう、ドライブライン・ベースボールでの成果を見せつけてください。

2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 680万円 → 2720万円 (△300%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (12)

刻印問題が解消する?

2020-01-15 02:01:15 | 千葉ロッテ

チケットコレクターのために来場ポイントを付与する際の刻印が許せず、どれだけ並ぶことが分かっていても当日発券にこだわり、それができない地方遠征は封印をしてきました。
しかし今日に正式の発表があったQRチケットの導入により、これが解消するかもしれません。
もちろんこれが全てに適用されてしまえば紙のチケットが存在しなくなりますので論外ですが、やはり並ぶことを厭わなければ窓口で紙のチケットの発券もできるようです。
全ての人がスマホを所有することを前提にはできないでしょうから、そういった層を排除する暴挙をしない限りは紙のチケットが無くなることはないでしょう。
それでも一定数はスマホチケットに流れるでしょうから窓口の混雑緩和に繋がりますし、おそらくは球団の最大の目的はここにあると思われます。
そして紙のチケットにもQRコードが印字されることでスマホでなくてもそのQRコードで入場ができるのではないかとは想像ですが、もちろんZOZOマリンでの開催であればどのみち窓口発券のときに来場ポイントの付与がそこでされるので意味はないものの、今年で言えば茨城での開催では窓口発券、現地QRコード利用で刻印を避けられるかもしれません。
肝心の窓口発券でのチケットが従前のようなものではなくレシートみたいなものに変わってしまえば話になりませんし、公式サイトには「窓口発券のチケットはTEAM26ブースなどでの来場登録が必要」との矛盾するような記載もあるので実際のところはいまいち分からず、ピンバッジの受け取りはどうなるのか、またビジター応援デーは当然に対象外です。
自分にとって全てがバラ色ではありませんが今季は東京ドームを見送りましたし、少しでも前進ができれば大歓迎、疑問は球団に問い合わせることにします。

同時に発表となったチケット概要の目玉はダイナミックプライシングでしょう。
例えばホテルでも空室が目立つ日は値下げ、満室に使い日は値上げをして同日同タイプ部屋の値段がまちまちなのはよくあることで、長距離バスでも珍しくはありません。
同じ日の隣席に座っている人が自分より安いチケットで観戦をしている、なんてのは心情的には納得いかないところはあるでしょうが、経営サイドからすれば妥当な施策です。
ただ引退試合のようなイベントがある日や週末はどのみち売り出しの時点でかなり埋まりますので、どちらかと言えば空席の目立つ平日の値下げがメインになるのではないかと、一見するとそれでは減益に繋がりそうですが空席は1円も利益を生みませんが値下げをしても一席でも埋まれば売上になります。
いずれにしてもプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、バリューに加えてそれぞれにダイナミックプライシングとなれば混乱は必至で、おそらくはそれぞれを超える値上げや値下げ、例えばブロンズの値下げがバリューの当初価格を下回るようなことまではしないと思いますが、いかに分かりやすくアナウンスをするかが今後の定着、範囲拡大の鍵でしょう。
これらの自分の理解がそもそも正しいのか、が不安になるぐらいに公式サイトの説明が足りていないように思えて、このあたりもQRチケットと併せて問い合わせてみます。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (6)

2019年通信簿 62 永野将司

2020-01-14 03:41:55 | 千葉ロッテ

 

62 永野将司 投手 26歳 年俸850万円

【2019年成績】 5試合 0勝1敗0S 防御率4.50 4回 3被安打 0被本塁打 2与四球 1与死球 2奪三振 被打率.300

春季キャンプに不参加で故障かと思っていた永野は、しかし開幕前にそれが広場恐怖症によるものとの発表がされました。
学生時代に発症をしたことで他球団が指名を見送る中での獲得でしたから球団としては理解をした上でのものだったわけで、それであれば自らハンドルを握っての移動なんて話はかなりな負担ですからサポートをしてあげればいいのにと思ったりもして、フェニックスリーグでの宮崎にも大阪で一泊をしての自動車でのそれがどうだったのかが気になります。
すぐに降りられる状況であればぎりぎり耐えられるらしく飛行機、新幹線でもひかりやのぞみはダメ、こだまやバス、自動車はいけるとは難しい病気で、これは確か長嶋一茂もそうだったような、どうやら簡単に治癒するものでもないようですから札幌、福岡、広島が絡むところでは一軍登録ができませんので、このハンディキャップはかなり大きいです。

力があっても使いづらいところがありますから現場としては優先順位が落ちるのは仕方がないところで、一軍での登板は8月に入ってからでした。
敗戦処理で無失点が続いたことで勝ちゲームにも使われましたが5戦目にプロ初失点で黒星を喫して二軍落ちとなり、昨季にぶち上げた背番号ぐらいの登板ははるか彼方です。
二軍ではやはり楽天が絡む遠征はパスをしたのでしょうが39試合に投げてイニング以上の奪三振はらしさを見せましたが、一方でイニングの半分を超える与四球はいただけません。
小さくまとまるよりは勢いがあってよいのですが一軍でも力任せで抜けるボールが目立ち、これが20歳そこそこであれば伸びしろですが大卒社会人経由ですとただの荒れ球です。
分母が小さいので何とも言えませんがことさら左打者を抑えているわけではないのがしんどいところでもあり、体調面も含めて来季は正念場のシーズンになるでしょう。

2018年通信簿


【オリオン村査定】 850万円 → 800万円 (▼6%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (8)

2019年通信簿 61 三家和真

2020-01-13 02:54:12 | 千葉ロッテ

 

61 三家和真 外野手 26歳 年俸520万円

【2019年成績】 25試合 21打数 3得点 6安打 打率.286 1二塁打 1三塁打 1本塁打 5打点 0盗塁 1四死球 8三振 得点圏打率.500

二軍でほぼレギュラーとして2割7分台の打率ながらも一軍から呼ばれることがなかったために見切りを付けることが本人のためにはよいのではないかと考えての昨季の査定での戦力外通告でしたが、しかし今季はプロ初安打、初打点、そして初本塁打とプロ野球の歴史に三家の名前を刻んだシーズンでした。
これまたチーム内に手本はいないのか、と内川との自主トレはどういったつてを頼ってのものかは分かりませんが、その練習熱心が名高い三家に結果が出たのは喜ばしいです。
ただこれで次の扉が開くかどうかはまた別の問題、内外野をひととおりは守れるユーテイリテイぶりが必ずしもプラスに働くチームではありませんので、特徴を磨くのみです。

その特徴が何か、と問われると、正直なところよく分かりません。
一軍ではヒットの半数が長打でしたがそれを売りにできるタイプとも思えず、足が速いわけでもなく、守りも大きな破綻なくそこそこといった印象です。
そういう意味では典型的なバイプレーヤーですし、本人はレギュラーを諦めてはいないでしょうが現実的には脇を固める一人として足固めをするのが妥当に思えます。
故障の高濱に代わっての昇格だった今季のように最初から一軍ではなく何かあったときに即対応できる、それはそれで大事な役割なのですがその手の選手がこれまで使い捨てにされてきたことからして悩ましくはあるものの、そういった存在を目指すのが三家の生き残る道ではないかと、そのためにも5月ごろの行方不明のようなことは無くさなければなりません。
報われて欲しい三家ですしこういった選手を活かしてこそのマネジメントで層が厚くなるわけですから、三家が笑ってオフを迎えられるようなチームであってもらいたいです。

2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 520万円 → 780万円(△50%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (8)

2019年通信簿 60 阿部和成

2020-01-12 01:57:43 | 千葉ロッテ

 

60 阿部和成 投手 30歳 年俸810万円

【2019年成績】 4試合 0勝0敗0S 防御率0.00 4回 1被安打 0被本塁打 2与四球 0与死球 2奪三振 被打率.083

買っていたらしい清水直コーチの退任の影響もあったのか、今季もろくすっぽ出番が無いままにユニフォームを脱ぐこととなりました。
春季キャンプ初日の紅白戦では投げさせてもらえずの二軍スタートでしたが対外試合では4試合連続無失点と意地を見せた阿部は、しかし一軍に呼ばれたのは8月下旬でそこから僅かに4試合でしかなく、やはりいずれも無失点で切り抜けましたが生き残ることができなかったことにもやもやとしたところは当然にあるでしょう。
ただトライアウトにも参加をしなかったことからしてどこか諦観の境地だったのか、二軍サブマネージャーとしての第二のスタートで頑張ってもらいたいです。

先発として期待をされていた20代半ばぐらいのときとは違って中継ぎとして台頭のきっかけとなったストレートの球威アップは一時期に陰りを見せましたが、しかし持ち直してからは今季も140キロ台後半もあるなど維持をしていましたのでまだ30歳そこそこ、藪田二世を期待していただけにもったいない気もしています。
そのストレートがうなるようなところまで持っていけず、また抜けると言いますか流れると言いますか、制御をしきれなかったのが越えられなかった壁なのかもしれません。
ただ二軍で48試合も投げての防御率2点台後半ですからもう少しは一軍で試してもよかったような、そのあたりの評価を吉井コーチに聞いてみたく、典型的な「二軍では」のタイプだったのか、それにしても目に見えるところでの数字は残していたので阿部には輝いて欲しかったのが正直なところです。

2008年通信簿 2013年通信簿 2018年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿
2012年通信簿 2017年通信簿


【オリオン村査定】 810万円 → 810万円 (±0%) ※10/3に戦力外通告、10/30に引退表明


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (10)

2019年通信簿 59 細谷圭

2020-01-11 00:44:06 | 千葉ロッテ

 

59 細谷圭 内野手 31歳 年俸2020万円

【2019年成績】 29試合 19打数 3得点 3安打 打率.158 1二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 1盗塁 1四死球 7三振 得点圏打率.200

2016年のプチブレイクではタオルが売り切れるほどに人気を博した細谷ですが、そこからの右肩下がりが止まりません。
昨年とほぼ似たような起用でそれでも四球を選んで出塁率が3割を超えた前年に比べて今季はそれもなく、そして3年続けての打率1割台ではチャンスが減るもの仕方がないでしょう。
高卒3年目から一軍でプレーをしてずっと期待をされ、そしてプチブレイクをしながらもそこをピークに1割台を続けて消えていった塀内ロードからの脱却が来季の目標です。

しかし細谷にとって今のロッテの状況はそれを目指すにはあまりに厳しすぎます。
鈴木ですら控えに落ちかねなかった内野陣は故障でもしない限りは2割を切ってもフル出場が約束をされている二遊間に、ファーストとサードには打線に欠かせない大砲の井上、レアードがいてさすがに安田の浦和漬けは回避をするであろうことを考えれば居場所を見つけるのは至難の業です。
春季キャンプが二軍スタートとなったのも代打稼業がせいぜいだったのもその理由でしょう、しかしそれに賭けると自分を殺してまでの高濱があんなでしたからそもそもそういった生業が成立をするチームではなく、二軍で一番に多く守った外野も今となっては内野とほぼ近い混雑状況になっていますからそこにチャンスを見出すのは難しいでしょう。
だからこそ第三捕手なんて構想にすがりたくなったのだと思われ、傍から見ればちゃんちゃらおかしいそれも本人からすれば藁をも掴む心境だったのではないかと思います。
もう少しピントの合ったまともな写真が撮れるぐらいに細谷と遭遇をしたいのですが、しかし内野では平沢ですら地蔵になっているところに茶谷の台頭に松田、そして西巻、福田光の加入があり、外野でも別枠であろう藤原に山口や和田の躍進、高部の加入で次の世代の押し上げにアップアップが実情です。
逆に言えば二軍で.290、7本塁打の細谷がそうなのは層が厚くなったと言えなくもありませんが、たまの代打ではなかなか結果を残すのがしんどいのも当然ですから使い方が拙くもあり、細谷とすれば左偏重のチーム構成に付け入る隙を見つけるしかないのではないかと、あるいはwin-winになりそうなトレード話が飛び込んでくるよう願うしかありません。

2007年通信簿 2012年通信簿 2017年通信簿
2008年通信簿 2013年通信簿 2018年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿 2016年通信簿


【オリオン村査定】 2020万円 → 1700万円 (▼16%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (8)

2019年通信簿 58 石崎剛

2020-01-10 03:56:25 | 千葉ロッテ

 

58 石崎剛 投手 29歳 年俸1440万円

【2019年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率9.00 2回 4被安打 0被本塁打 1与四球 0与死球 0奪三振 被打率.444

シーズン中に高野とのトレードで途中入団をした石崎は、しかし一軍で結果を残すことはできませんでした。
高野とは違って二軍では1点台の防御率に目を付けたのかもしれませんが今やパシフィックとセントラルのリーグ間格差は二軍にも及んでいるのでしょう、21試合とかなりな起用をされながらも5点台の防御率ですからそれなら高野でよかったじゃん、と思ったりもして、また24回2/3で36奪三振、5与四球ながらも失点が15と持っていなさも感じてしまいます。
巷では選手会が持ち出した現役ドラフトへの対抗策としてのトレードだったとも囁かれていますが、ジャクソン対策もあったのでしょうが来季から阪神のときと同じ30を背負って形としては大嶺からそれを奪ったわけですから、その背番号に相応しい活躍を、もし二軍でくすぶるようであればあっさりと戦力外になってしまうでしょう。

高野と同じくストレートでぶいぶいと言わせるピッチングですので、なおさらトレードの意図が分からなかったりもします。
そのストレートは140キロ台後半から150キロに届くこともありましたので威力はあるのでしょうが、せっかくのそれも流れるような軌道でなかなかゾーンに入ってきません。
サイドスローと言うよりはスリークォーターな腕の振りは右打者からすれば見づらいのかもしれませんが、ありがちなスライダーが武器ですので外勝負になってしまっています。
それが左打者には内を突くことになりますがボールの出所は逆に見やすくなってしまい、その特徴を活かせていないように思えます。
クロスファイアも流れてしまえば中後になってしまいますし、適度な荒れ球を武器にして右打者の内を突くようなスタイルにしないと来季で見納めになりそうな気がしてなりません。


【オリオン村査定】 1440万円 → 1300万円 (▼10%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (6)

謎な二人目

2020-01-10 03:46:12 | 千葉ロッテ

育成枠でのサントス、とは言ってもバット投げではない投手の獲得が発表をされました。
プロ経験の無いアコスタに続いてサントスもアスレチックスのマイナーに在籍をしていたことはあるようですがここ二年は実戦ブランクがあるとのことで、あまりに謎すぎます。
MAX156キロのストレートが魅力、とはアコスタと被るのが気にならないわけでもなく、また来季に31歳となればアコスタ、フローレスと同じく一軍を視野に入れれば3月末までに支配下選手登録をしなければならないわけですから松本球団本部長の「長い目で育てる」のが前提であればちょっと年齢がいっているような、贅沢を言ってしまえばそんなところです。
ただなぜにタイミングがずれたのかは分かりませんがサントスもアコスタと同じくドミニカでのトライアウトに参加をしてのものとのことですので、方向性としては歓迎をすべきニュースなのでしょう、もっとも三軍制にするなどして社会人チームや独立リーグとの練習試合を増やさなければ土居や森、鎌田や本前あたりが割を食いかねません。
その練習試合を三軍として成立をさせるためにも投手ばかりではなく野手も育成枠で抱えたく、さすがに今オフはもう無理でしょうが次に向けて止まることなく進んでいきましょう。

にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (9)

2019年通信簿 58 高野圭佑

2020-01-09 00:12:54 | 千葉ロッテ

 

58 高野圭佑 投手 28歳 年俸1000万円

【2019年成績】 2試合 0勝0敗0S 防御率13.50 1回1/3 3被安打 2被本塁打 1与四球 0与死球 0奪三振 被打率.429

ストレートに力があり、関谷、東條、信樂と同期同い年右腕の中で生き残るのは高野ではないかと思っていたのですが、4年目のシーズン途中でチームを去ることとなりました。
リリーフ陣が厳しいところでも石崎の必要性をさほどに感じていないために何とも微妙な感じはあり、またファンサービスも熱心だっただけに残念な結果です。
ロッテでは「熱く冷静に」を細谷にパクられたまま自らがブームにすることはできませんでしたが、阪神で花咲かせられるよう頑張ってもらいたいです。

春季キャンプ初日の紅白戦で2失点も一軍スタート、開幕一軍にも選ばれましたのでそれなりに期待、評価はされていたのでしょう。
しかし開幕カードでの今季初登板を1/3回で1安打1四球、翌日には1回で2発を食らって二軍落ちとなってしまい、その後に一軍に呼ばれることはありませんでした。
その二軍でも4点台後半の防御率でしたので仕方がないと言ってしまえばそれまでですが、チキンハートで伸び悩んでいる嫌いはありましたので環境を変えればとの親心だと思いたく、ただ二軍落ちをした直後は先発でしたのでチームとしてのプランがあまりに適当すぎた気がしないでもありません。
次の登板で打球が頭にぶつかっての頭部打撲は大事には至りませんでしたが、踏んだり蹴ったりと言ったところではあります。
その球威は誰もが認める素晴らしさながらも宝の持ち腐れになってしまっていたこれまでから変わることができるのか、阪神では登板数は少ないながらも一軍でイニング以上の奪三振でしたので持ち味はアピールできたはず、名刺代わりのストレートが今後も上手い具合にはまってくれればと、月並みですがロッテ戦以外ではじけてください。

2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 1000万円 → 査定不能 ※7/4に阪神へ移籍


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (7)

サブローも楽天へ

2020-01-08 03:09:43 | 千葉ロッテ

サブローが楽天の二軍統括にかかるポジションに就く、との報道がありました。
ニッカンの情報ですので飛ばしである可能性は低く、また現場ではなくフロントの仕事を志向しているサブローですから信憑性は高いと考えます。
酒居はともかく涌井、鈴木は一緒にプレーをしたこともありますからそのときに相性が悪かったりしていなければ心強いと思われ、そしてロッテファンとしては寂しくもあります。
ただファンの待望論が強い里崎もそうですがサブローが井口体制となっているロッテで何らかの役割を担うとは考えづらく、おそらくは住民税対策だったのであろうSA就任もその後にそれが継続をしているのかどうかも怪しいと思っていますので、外の飯を食うのも悪くはないと前向きに捉えれば気が楽になるでしょう。
ロッテも楽天から行木チーフスコアラーを引っ張ってきていますし、オリックスから中川スカウトを迎え入れて体制の再構築をしていますから血の入れ替えは悪いことではありません。
ロッテの状況が変わればサブローが戻ってくることもあるでしょう、選手やスタッフの異動だけではなくこれまで交流が深かったラミゴが楽天に買収をされるなど両球団の関係が協調的なのか対決的なのかが今ひとつ見えなくもありますが、長くあってくれるなと願っている井口体制、あるいは石井体制がいつまで続くのか、ともに生温かく見守ります。


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (12)

2019年通信簿 57 香月一也

2020-01-08 01:28:44 | 千葉ロッテ

 

57 香月一也 内野手 23歳 年俸580万円

【2019年成績】 26試合 33打数 3得点 5安打 打率.152 0二塁打 0三塁打 1本塁打 3打点 0盗塁 0四死球 9三振 得点圏打率.250

下位指名ながらもルーキーイヤーから期待をしていましたので感覚的にかなり長く在籍をしているような気がしていたのですが、まだ大卒ルーキーと同じ5年目でしかありません。
そんな今季に念願のプロ初アーチをかっ飛ばした香月はしかし左打者偏重のチーム構成、かつ一軍を視野に入れれば中村奨、藤岡の二遊間は井口体制が続く限りはお試しでのチャンスすらもらえる可能性は限りなく低く、二軍でも支配下選手登録をされた茶谷に西巻の加入でお呼びがかかることはほどんど無いでしょう。
いつの間にやら主戦場をファーストに移しましたがそこも密度が高く、サードにはレアードと安田が、二軍では外野も守りましたから長打力で守備位置を奪うしかない香月です。

そのフルスイングと風貌からロッテの筒香と勝手に呼んでいましたが、なかなかその力を発揮できません。
力いっぱいに振るのはいいのですが何でもかんでも振っているような気がしてならず、プロ通算81打席で四球がゼロ、二軍でもその早打ちと三振の多さが目立ちます。
バットに当てることでは卓越した技術を誇る福浦に師事しての自主トレはそのフルスイングが緩むのではとの危惧がないわけではなかったですが、ボールに対する構え方を学ぶのであれば今後も続けていくにしくはなく、二軍ヘッド兼打撃コーチである福浦にその全てを賭けるでよいように思います。
春季キャンプ初日の紅白戦でヒットを放つも二軍スタートだったことからしてもベンチにさして注目をされていないであろうことは想像に難くありませんから、とにかくそのベンチが度肝を抜いてマスコミが話題にしてくれるようなパワーを見せるつけること、むしろ福浦タイプではないかと思ったりしつつも、しかし生き残るにはそれしかありません。

2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 580万円 → 680万円(△17%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (7)

2019年通信簿 56 原嵩

2020-01-07 03:13:09 | 千葉ロッテ

 

56 原嵩 投手 22歳 年俸500万円

【2019年成績】 E 20試合 3勝3敗0S 防御率3.67 54回 43被安打 4被本塁打 23与四球 2与死球 58奪三振

右肩鏡視下手術と右肘神経移行術からの復帰に時間がかかっていましたが、ようやくマウンドに戻ってきた原です。
高校のときには打撃も評価をされていましたのでこれを機に野手転向を視野に入れては、と推していましたが、当時の小林雅コーチにそれは考えるなと諭され、また本人も投手への強い思いを口にしていましたので実戦復帰には感慨深いものがあったでしょう、しかしまだそれはスタートラインに立ったに過ぎません。
それでも二軍ではありながらもキャリアハイの経験は自信にはなったはずですから、大学経由であればルーキーイヤーの来季は一つのマイルストーンになります。

自主トレでようやく立ち投げまで復調をして春季キャンプでは二日目にブルペンに入りましたので、3月上旬の練習試合での実戦登板は計画どおりだったのでしょう。
開幕後もやや間隔を空けながらの手探りではありましたが数を重ねて、8月には勝ち星こそ手にできませんでしたが7回11奪三振零封は手応えになったのではないかと思います。
ブルペンでは力強いボールを投げていましたしイニングを上回る奪三振で力押しタイプかと思えばさほどにストレートで押す感じもなく、捉えどころがないのが現時点での印象で、ただがむしゃらにというところもあったでしょうから今後にどういったピッチングスタイルで磨き上げていくかがポイントになりそうです。
ここのところ高卒投手が伸びていることもあり球団も期待をしているのではないかと、ドライブライン・ベースボールには外れましたが台湾でのウインターリーグに派遣をされました。
そこで勝ち星にこそ恵まれませんでしたがチーム最多の3度の先発を任されましたから、スターターとして臨む来季になるのではないかと思います。
上沢からカーブの握りを教わるなど自分でもいろいろと考えているようですし、躍進著しい若手の一人として名前が挙げられるよう頑張ってもらいたいです。 

2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 500万円 → 500万円 (±0%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (6)

2019年通信簿 55 細川亨

2020-01-06 00:57:06 | 千葉ロッテ

 

55 細川亨 捕手 39歳 年俸1500万円

【2019年成績】 31試合 6打数 0得点 2安打 打率.333 0二塁打 0三塁打 0本塁打 1打点 0盗塁 0四死球 1三振 得点圏打率.333

ホームインをする選手の足元にキャッチャーマスクを放って怪我をさせようとする、プロ野球選手として以前に人間としてねじ曲がっている細川のロッテ入りには強く反対をしていましたし、その考えは今でも変わらず、来季もロッテで現役続行などは支配下選手登録枠の無駄遣いとしか思えません。
過去は過去、と割り切る向きもありますが何ら謝罪、反省もしていませんので今後はやらないと言えるわけでもなく、ロッテの選手としてそんなことをやらかされては大問題、細川がマスクを被ると何でこちらがびくびくしなければならないのか、特に負けている展開での嫌がらせがほとんどでしたからそういったケースでは神経がすり減ります。
捕手として抑えを任せるだけの能力があるとも考えておらず、ああいった経験を積むのにこれ以上もないシチュエーションで柿沼に代えて細川などはチームとしての自殺行為です。
決まってしまったからには仕方がありませんが、一軍でも二軍でも選手としての出番が無いことを、そして卑怯な行為を伝授するようなことがないよう願ってやみません。


【オリオン村査定】 1500万円 → 戦力外通告


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (16)

2019年通信簿 54 ブランドン・レアード

2020-01-05 01:10:46 | 千葉ロッテ

 

54 ブランドン・レアード 内野手 32歳 年俸1億2100万円

【2019年成績】 139試合 487打数 59得点 121安打 打率.248 18二塁打 0三塁打 32本塁打 89打点 0盗塁 63四死球 128三振 得点圏打率.231

レアードがいなければおそらくは最下位だったでしょう。
日本ハムからは大幅ダウンかつ単年契約を提示されて決裂、他球団との交渉もなかなか上手くいかずに棚ぼたでの110万ドルでしたのでお買い得すぎました。
まだ30歳を超えたばかりで守れるレアードがなぜ、と不安が無いわけではありませんでしたし、補強ポイントである外野手ではなく内野手では誰かがあぶれるとの懸念が結果的には鈴木のFA移籍や安田の浦和漬けに繋がりましたから全てが上手くいったわけではありませんが、30発は李承燁の2005年以来ですから超絶久々の大砲はめでたい限りです。
流出の心配もあっさり倍増での220万ドルは2年契約ですのでレアードとしては年数を選んだのでしょう、大爆発をしたのは4月までで5月以降は例年の低打率となりましたが来季にNPB6年目で研究をされたからも何もないでしょう、寿司ポーズや海上保安庁のポスターにも抜擢をされてチームの顔の一人ですので日本人扱いになるまで頑張ってもらいたいです。

開幕戦で逆転スリーランを放ち、そこから球団初の開幕3戦3連発、ブーマー以来の史上3人目の開幕4戦4連発、さらには開幕8戦6発、史上37人目の12球団アーチ、グランドスラム3本は葛城、山内、江藤、大松に続く球団タイ記録、そのうち同一カードでの2本はボーリック以来の2人目と、とにかく記録ずくめの一年でした。
やや体が前のめりになったスイングで打ち損ねかと思った打球がぐんぐんと伸びてスタンドイン、は外国人選手ならではのパワーと言うよりはバットに乗せるのが上手いのでしょう。
脆さもありあっさりと三振でそれなりの数を積み重ねはしましたがこれは避けられない代償でもあり、少ないに越したことはありませんが山川も142三振を喫しています。
プルヒッターとして警戒をされていたこともあってか右方向への打球が野手の間を抜いていくといったラッキーもあり、極端なシフトが減ったのは来季以降へのプラス材料になります。
ただ三振の多さにも繋がっていますが早打ちの傾向、と言いますか追い込まれてから弱いような気がしますのでそのあたりが課題か、しかしそれも贅沢な悩みでしょう。
一方で守りでは柔らかいグラブ捌きに捕ってからのスローイングは安定をしていましたが、足がついてこない守備範囲の狭さがやや目につきました。
DHを苦手にしているといった話もありますのでそこは悩ましいところですが、そのあたりは井口監督が安田をどうするつもりなのかと絡めて考えていく必要がありそうです。


【オリオン村査定】 1億2100万円 → 2億7500万円 (△128%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (18)