64 二木康太 投手 24歳 年俸4300万円
【2019年成績】 22試合 7勝10敗0S 防御率4.41 128回2/3 127安打 16被本塁打 30与四球 6与死球 115奪三振 被打率.257
今季も7勝の壁を越えられず、貯金を作ることもできませんでした。
ほぼ一年をローテーションで回ったことは評価できますが、しかし春季キャンプ初日の紅白戦に投げることなく二軍スタートでオープン戦でも僅かに1試合の登板に炎上をしたことで開幕一軍を逃し、ボルシンガーの離脱で開幕8戦目に先発のチャンスをもらって勝利をしたことでの結果オーライでしかありません。
どこか唐川に似た老成感があるのがどうにも気掛かりで、ドラフト方針に大きく影響を与えた高卒投手台頭の走りである二木が種市らを引っ張ってこその黄金時代を作れるよう、涌井が「まじか」と言ったのがほぼ世間の評価であろう背番号18に相応しい大黒柱になれるよう、正念場の来季に二桁勝利で殻を破ってもらいたいです。
勝負弱さが二木のイメージになりつつあります。
無駄な四球が多いわけでもありませんし被打率もさして悪くもなく、それでいて防御率が4点台半ばですからここぞで打たれていることになります。
打線の援護に恵まれないことが多いのはピッチングのテンポの悪さも手伝っているような、前半戦で自己最多勝利にリーチの6勝ながらも後半戦で不甲斐なく失速をしたのは毎度のこと、やや太ったように思えますし上体だけで投げているようにも見えるのが不安材料で、小手先で上手く打ち取ろうなんて考えているのであれば唐川まっしぐらでしょう。
それでも最後までストレートのスピードが落ちなかったのは収穫ですし「真っ直ぐを強くしていかなければいけない」との意識の変化は喜ばしく、ドライブライン・ベースボールに派遣をされたのは球団と言いますか吉井コーチもそれを二木に求めているからこそでしょう、それに応えるピッチングを見せてもらいたいです。
今季の出遅れの反省か「1月から意識的に頑張ってみようと思います。オフは今までの2、300%、シーズン中も150%走るようにしたい」との意欲が空回りをしないよう、ストレートでねじ伏せるタイプではありませんがそれにしてもやたらと打たれた印象がありますので、その改善で大きくピッチングが変わってくるはずです。
秋季キャンプでの手締めを任されるなど投手陣のリーダーとしての役割も今後は求められますから、走り込みなどの体作りも含めて手本となるような二木であってください。
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【オリオン村査定】 4300万円 → 4500万円 (△5%)