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2018年通信簿 63 種市篤暉

2019-01-17 01:11:47 | 千葉ロッテ

 

63 種市篤暉 投手 20歳 年俸480万円

【2018年成績】 7試合 0勝4敗0S 防御率6.10 38回1/3 42被安打 5被本塁打 13与四球 1与死球 28奪三振 被打率.273

男子三日会わざれば刮目して見よ、この言葉どおりに短期間で急成長を見せてくれた種市です。
昨季はプロとしての体力作りを優先したのか実戦登板は最終盤の一試合のみでしたが、アジアウインターリーグに派遣をされて本格的なピッチングをスタート、石垣島のブルペンで活きのいいストレートに見惚れて推しメンにしたその期待以上のシーズンとしてくれたと喜んでいます。
ロッテでは珍しくプロに入ってからスピードが増したというニュータイプ、このまま伸びやかに育ってくれることを願ってやみません。

数字だけを見れば白星には手が届かずに4敗、防御率も6点台ですので7試合も先発をさせた井口監督は種市を買っているのでしょう、それは石垣島でも垣間見られました。
インフルエンザで離脱をした酒居の代わりに紅白戦で先発を任されて、そこでは炎上も国際交流試合では好投、開幕二軍スタートでしたがジュニアオールスターに選ばれてのここでも先発は出身地での開催が理由でしょうが1回2安打無失点、自己最速の153キロをマークして一気に注目をされての八月半ばに初の一軍昇格です。
そしてプロ初登板初先発の6回5安打4奪三振2失点は打線の援護が無く、また5回零封をしても勝てないというロッテのいろはに苦しめられたりもしましたがいずれの試合でも140キロ台後半のストレートを臆せずに投げ込む姿こそがファンが待ち望んでいたもの、プロ初完投、初二桁奪三振も記録をしましたし、残すはプロ初勝利です。
U23侍ジャパンにも選ばれて台湾を相手に7回4安打10三振無四球零封で白星、豪州ウインターリーグにも派遣をされて、その準備は万端といったところでしょう。
ピッチングスタイルとしてはストレートを軸にフォーク、スライダーとオーソドックスですが決め球はフォークなのか、来季に向けて千賀との自主トレでお化けフォークを学ぶとの意欲を見せているようで、肝心の手の内は明かしてくれないでしょうが使い方、ポイントを肌で感じられるだけでもプラスになると思います。
まだまだコントロールがアバウトでカウントを悪くするケースも目立ちますがあれだけの球威があればゾーンでねじ伏せるピッチングができるはず、来季のさらなる飛躍が楽しみです。

2017年通信簿


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7 コメント

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種市 (鴎オヤジ ファン歴46年)
2019-01-17 03:39:01
スピードが増して期待通りに成長しています。伸び悩む選手とどこが異なるのか知りたいです。
期待の一番星ですね。高卒下位指名選手の飛躍は胸が踊ります。岩下とともにローテ入りして10勝目指してほしい。
平沢安田藤原らドラ1高卒野手がスーパースターに成長、数年後に常勝球団へ!夢が広がります。
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Unknown (Unknown)
2019-01-17 09:39:34
大器の片鱗を感じますね
出来れば昨シーズン1勝つけてあげたかった
二木や岩下等含め、エース級に育てる為には打線の援護は必須です
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ストレート (doushitakoushita)
2019-01-17 21:39:57
種市って、データを見ると勝敗も防御率もクオリティスタート率もWHIPも得点圏被打率もみんなダメです。種市がチャンスもらえるんだったらなんで俺にと思っている選手もいると思います。それでも使われるのは戦う姿勢とか攻める気持ちとか、プロの世界で成功するベースになるような素質を感じさせるからでしょう。そのあたりはデータからはうまく浮かび上がらず、見る人の経験がものを言う世界。

そんな種市、早く先行投資を抜け出して期待を実際の勝利に結びつけるようにならないとなりません。投球の6割ぐらいを占めるストレートがいくら速くても被打率.320越えで空振りがほとんど取れていません。ここを改善して初めてバリバリ勝つことを期待できるようになるでしょう。
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投手と野手 (頑張れ福浦)
2019-01-18 00:10:09
高卒野手では、平沢、安田、藤原。投手では、二木、岩下、そして種市ですね。昨年のジュニアオールスターで先発して150キロを出した時からロッテには珍しいタイプの投手だと思い、早く一軍で投げないかなと思っていたら、割りに早く出てきましたね、二木が少しリードしてますけど、三人が意識しあってレベルアップすれば何年か先には先発ローテーションの要になることでしょう。
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びっくり (デリック・メイ)
2019-01-18 00:31:41
まさか1年でこれだけ速くなるなんて!!っとフレッシュオールスターを見たときに思いました。
早く上で見たいと思ったらすぐに上がって来てくれて嬉しかったです。
流石にまだ一軍レベルとまではいきませんがプロスペクトの選手ですね。
昨年度の通信簿のコメントを書いていたときは、ウィンターリーグとはいえ高校時代常時140中盤だった選手が130中盤から後半ばかりとロッテな投手になりそうだなと不安だったんですが...
150キロの剛速球を投げる姿を何度も見て嬉しかった!!
夏頃の記事に、ウィンターリーグが終わってオフに入ってからランニングの量を増やしてウエイトトレーニングを取り入れて平均球速が5キロ以上上がったと記事で見ました。
こういったストイックな精神を持ち、それに応えられる恵まれた体躯を持っている種市は期待通り大きく羽ばたいてくれそうです。
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期待値 (オブ)
2019-01-18 01:36:38
まだ一本調子で組み立てにはなっていないなと感じましたが、可能性や伸びしろを感じる選手ではありますよね。跳ね返されましたが、正しく捉えて球威に磨きをかけて欲しいです。千賀投手に師事はなかなかいい判断と思います。岩下投手と同様になかなかよい部分が見出だせなかったシーズンの中での数少ない収穫だったと思います。後半戦の成績でできたことでしょうが、井口監督らしくなく種を撒くことができたと思いますね。
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お返事 (オリオン)
2019-01-18 03:57:04
>鴎オヤジ ファン歴46年さん
何なんでしょうかね、岩下なんかもスピードアップしましたし、しかし一方で藤岡貴は戻らないままにチームを去ったわけで。
結局のところは本人の課題意識や方向性なのか、守りに入るか、攻めに転ずるか。
二木に続いて種市がローテーションに入ってくれば下位指名で高校生を獲るって流れが根付きそう、古谷や土居も頑張れ!

>Unknownさん
白星は自信に繋がりますからね。
こんなところでロッテのいろはを教えてどうするんだ、ってとこです。
しかしバルガス、レアードと獲得をしたとなると、むしろホームランラグーンの導入はマイナスに働きそうな気がします。
今度はせっかく点を取っても外野フライがホームランになって投手が伸び悩む、なんてことになるやも・・・

>doushitakoushitaさん
数字だけで言えばそもそも一軍で先発起用なんて話にはなりませんからね。
それでも勝ち投手の権利を手にするところまではいっていますから、使わなければおかしいって存在だと思います。
レベルの問題はありますが侍ジャパンの一員として、また豪州ウインターリーグでの経験を来季に繋げられるかですね、出足が大切です。

>頑張れ福浦さん
タイミングはそのぐらいだとは思っていましたが、あそこまで先発で使い続けるのは意外でした。
スピードボールがあれば井口監督の嗜好にピタリって感じかしら、岩下もそうですし。
種市、二木、そして古谷の60番台トリオで売り出したい(笑)

>デリック・メイさん
仰せのようにスピードダウンをした時期もありましたので、何があったの、てなところです。
それが本人の精進によるものなのか、適切な指導のたまものなのか、チームとしてはしっかりと分析をしなければなりません。
やっぱ走り込みって大事ですよね、もっと他の選手も走らないと、キャンプでもね、井口さん。

>オブさん
ちょっと嗜好が偏っているようにも思いますが、選手としては引っ張り上げてもらうための指針が見えたのはよかったと思います。
原、島、森、古谷、土居なんかもストレートを磨いてちょーだい、走り込んでちょーだい。
あ、成田はどうしよう、左腕のアドバンテージをアピールするか。
やっと投手、野手ともに期待できる選手が揃ってきた感じがあります、見ていて楽しいですよね。
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