電脳筆写『 心超臨界 』

あなたが他人を責めるとき
あなたは成長し変化する自分の力を放棄したことになる
( ロバート・アンソニー )

従軍慰安婦という嘘 《 代議士としての身分が問われるべき重大事——西尾幹二 》

2024-05-05 | 05-真相・背景・経緯
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インタビューに、「政府が聞き取り調査をした軍人・軍属の中にも強制連行があった、と証言した人はいたのですか」と問われ、河野氏は「直接強制連行の話はなかった。しかし、総合的に考えると『文書や軍人・軍属の証言がなかった。だから強制連行はなかった。集まった人はみな公娼だった』というのは、正しい論理の展開ではないと思う」と、まことに非論理的、情緒的で曖昧な反応を示している。一、二の例外を国家総合犯罪ときめつける判断の飛躍を示している。


◆代議士としての身分が問われるべき重大事

『歴史を裁く愚かさ』
( 西尾幹二、PHP研究所 (2000/01)、p193 )

めちゃくちゃな話である。日本の歴史を汚し旧軍人を侮辱するかかるへっぴり腰、悪質陋劣(ろうれつ)外交の政治決着については、黒田勝弘氏が『諸君!』(平成5年10月号)ですでに推理解明していたが、櫻井さんの今度の功績は、石原信雄氏、矢野作太郎氏(当時外政審議室長、現インド大使)といった責任当事者の口から、証言を聞き出し、政治家の無責任と官僚の不見識ぶりを公の場で明るみに出した点にある。

私はこの件で、宮澤喜一、加藤紘一、河野洋平三氏の代議士としての身分にかかわる政治責任が問われていると考える。そのため事柄の一層の解明が必要で、まず第一に、石原、矢野氏らを参考人として国会証言の場へ招致することを要求する。

第二に、16人の女性の聞き取り内容を公表し、秦郁彦氏らの専門家の鑑定を待ちたい。秦氏はすでに裁判提訴中の全慰安婦の証言の食い違いと不確実性を実証している。公判に耐えるだけの客観証拠が提示できるか否かは韓国政府側にある(なお16人の証言以外の調査対象になった公文書は、すべて公開されていて、強制連行の証拠はすでに絶無と判定されている)。

最後に文部省は外政審議室の例の三枚の文章を唯一のより所に、中学校検定済み7教科書の慰安婦記述の削除要求を拒否していたのだから、この文章の無効性が明らかになった以上、もう削除にためらう理由はなにもない。さっそく削除検討に入り、歴史の授業が近現代史に及ぶ年末までに、現行教科書を回収し、新教科書と交換する準備をすすめるよう要求する。

〈追記〉
その後、河野洋平元官房長官は、平成9年3月31日付の『朝日新聞』の紙上インタビューで、「政府が公表した文書資料の中に強制連行を示すものはありましたか」と問われ、「『政府が法律的な手続きを踏み、暴力的に女性を駆り出した』と書かれた文書があったかといえば、そういうことを示す文書はなかった」と、答えている。

また、インタビューに、「政府が聞き取り調査をした軍人・軍属の中にも強制連行があった、と証言した人はいたのですか」と問われ、河野氏は「直接強制連行の話はなかった。しかし、総合的に考えると『文書や軍人・軍属の証言がなかった。だから強制連行はなかった。集まった人はみな公娼だった』というのは、正しい論理の展開ではないと思う」と、まことに非論理的、情緒的で曖昧な反応を示している。一、二の例外を国家総合犯罪ときめつける判断の飛躍を示している。

いったいここで使われている「総合的」とはどういう意味であろう。あり得たかもしれない一、二の例外をもって日本全体の国家行為とすることが彼の頭の中では「総合」になるのであろうか。
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