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ダークさんいらっしゃい>人造人間キカイダー

2020年07月24日 | TV番組レビュー
 
 CSの東映チャンネルで「人造人間キカイダー」の初回を見ました。当時はいつ始まったか知らず、初回は見てなかったので初めて見ました。しかもチャンネルの無料放送のサービスで。

 この番組の敵役は、世界各国に武器や兵器を販売する「死の商人」の組織「ダーク」だそうで、子供向けの割にはダークな人が出てきます。初回の悪役は、グレイサイキングという動物のサイのようなロボット。そのグレイサイキングが、突如現れたキカイダーにかく乱されながら「ここはダークの基地の上だ」とか驚くのですね。

 それで、この物語は「ダーク」という言葉がやたらと出てくるのですが、永六輔さんのラジオにデューク・エイセスが出た時に、あの人たちは「デュークさん」と呼ばれてました。ということは、「ダークダックス」はダークさんと呼ばれると思われ、ダークの基地ではやたらと声の良い人がコーラスの練習をしていると想像してしまいます。

 なので、プロフェッサー・ギルが「ダークの皆さん、折角だから『女ひとり』を歌ってください。わたしなんぞは京都の大原に観光に行った際、ナンパした女性のランチ代に3千円も使ってしまいました。」と言うと、ダークダックスの皆さんは「それは大原三千院の話で、3千円とは関係ない! おまけに『女ひとり』はデューク・エイセスの持ち歌だっ!」と、ダークな本領を発揮してギルをボコボコにしてしまうのが、初回のストーリーでした(ウソ)。

 なお、ギターオタクとしてはキカイダーはジローのギターに注目するものですが、なかなかいい曲を弾いてます。当時いとこが、「ジローの曲」と称してあの曲を弾いてみてくれましたが、あらためて検証すると全然違いました。単音ではなく、複弦でちゃんとハーモニーも入ってます。

 なお、見た目はスティール弦のギターなのに音はナイロン弦という、なかなかキカイダーチック(?)な音です。おまけに持ってる時によって、ヘッドの形がちょっと違うようなあたりもサイボーグの雰囲気がします。(なのか?)

 ところで、画像はジローの演奏シーンですが、良い子の皆さんはネックの途中にストラップの紐を巻きつけるようなことはしてはいけません。音が出なくなります。当時はこれに憧れた子供がみんな真似をして、ギター教室の先生たちから苦情が殺到したことは想像に難くありません。

 なので、キカイダーの敵はプロフェッサー・ギルよりは、世間一般だったのでしょうね。それにしてもギルはどこの大学で博士号を取ったのでしょうか。大人になると余計なことが気になってしまっていけません。さらに「あの子役ってこんなに演技下手だったっけ?」と思ったり。

 なお、初回で光明寺博士と娘のミツ子のやりとりで「ジローに最後の仕上げをしてやってくれないか?」「はい、喜んで」というセリフがあり、その言葉にグッと来た小学生も多かったと思われます。その何割かは「ミツ子、ジローを男にしてやってくれないか?「ハイ、喜ばせます。カポッ!」という風に脳内で変換してたと思われますが、そういう人とはお友達になれません。いいですね。(って、誰に言ってるのやら)