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「よろしく哀愁」の思い出

2022年06月30日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡

 本日のNHKFM歌謡スクランブルは「思い出のアイドル集(1)」で、主に70年代アイドルの曲。男性では当然新御三家ありで、郷ひろみは「よろしく哀愁」。私はこの曲には強烈な思い出があります。

 ちょうど発売された頃ですが、NHKラジオの番組でこれがオンエアされ、パーソナリティーの男性アナがアシスタントの女性に「これはどうですか?」と聞いたところ、「もうとにかく好きで100回くらい聞きました!」ですと。

 その番組はたしか男性が局アナ、女性アシスタントは一般女性というか公募で選ばれた学生さんだったような気がします。平日の夕方だったので、相撲や高校野球があれば放送はなく、普通にトークと音楽だけでやってたような番組でした。(もしかしたら金沢ローカルの番組だったかも。)

 その一般女性が郷ひろみファンだったわけですが、当時小学生だった私は「100回聞いた。」ということに衝撃を受けたのでした。「この曲はそんなに乙女心をくすぐるのか?」ということで。

 ですが、大人になって聞いてみればこの曲は確かにいいですね。リズムはあるのに哀愁を帯びたイントロからあのメロディですので。そして、一般女性をキュンとさせるのはなんと言っても歌詞でしょう。作詞は安井かずみさんですがさすがです。

 それまでずっと岩谷時子先生の詞だったのが、この曲で初めて安井かずみさんになり、そしてこのタイトルなので、名プロデューサーと言われた酒井政利さんの戦略はバッチリだったわけですね。

 それで調べてみたら、郷ひろみはこの曲で初めてオリコン1位を獲得。しかもオリコン1位は今のところこの曲だけなんですって。これには驚きました。というか、その一般女性の反応は極めて正しかったわけですね。

 ところでこの曲の発売はというと1974年9月なので、当時私は小5。ラジカセ買ってもらったばかりで、色々ラジオ聞いてたのでしょう。当時はこの曲がそんなにいいとは思わなかったので、当然大人の一般女性の心理はわからないのでした。まあ当たり前の話。


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