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甲斐バンドの大森さんのギターを数えてみると

2022年02月09日 | 甲斐バンド・甲斐よしひろ

 

 甲斐バンドのリードギターだった大森信和さんの話。最初の解散前のあるインタビューを読んでいたら、「ギターは10本くらいはある」との事でした。そうなると、数えてみたくなるのがギターおたくの悲しい性。本日の画像は、上の写真が一郎さんのギターで、下が大森さんのもの。ここでは3本だけ見えますが、わかる範囲で数えてみましょう。

 ステージ映像や写真、あるいはテレビ番組で確認したのは以下のもの。

1.ギブソン ES-335(1968年製 チェリーレッド)
2.テレキャスター(サンバースト)
3.テレキャスター(アイボリー? 白?)
4.ギブソン レスポールカスタム(タバコサンバースト)
5.ギブソン レスポールカスタム(レッドサンバースト)
6.ターナーギター
7.フェンダー ジャズマスター
8.フェンダー ストラトキャスター
9.メーカー不明のガット・ギター
10.グレコ・レスポール
11.レスポール デラックス(ゴールドトップ)
12.バーニー レスポールジュニア・TVモデル


 1のES-335は今日の画像にもありますが、「虜 TORIKO」のミックスでNYに行った際に入手したと当時の雑誌で見ました。BIG GIG以降はメインギターになっていた印象です。あれで弾いた「ブライトン・ロック」のリフは忘れられません。(最初はテレビで見たのですが、その後レーザーディスクを買いました。)

 2のサンバーストのテレキャスターは今日の画像にもありますが、BIG GIGでは観覧車で使ってたような。ハムバッカーがついてますね。3のテレキャスターはフェンダー製かわかりませんが、解散ライブの武道館では「ランデヴー」のスライドをこれでやってました。

 4のレスポールカスタムは、335の前にはずっとメインギターだった記憶。ただ、最初にヤングギターで見たのがタバコサンバーストで、今日の画像とかBEATNIKの写真集ではこの5の赤い方なんですね。ということで、レスポールカスタムは最低2本あったと推察します。元が赤くてその後ブラウンに変色したのなら同一個体という事もあり得ますが、この場合はどう見ても逆なので。ただし確信はありません。

 

 6のターナーギターは、BIG GIGでは「シーズン」「安奈」などで使用しているのが確認できます。その後もずっと所有していたかは不明です。

 7のジャズマスターは、アルバム「破れたハートを売り物に」の裏ジャケットで持ってます。ステージで使ってたかはわかりません。

 そして8ですが、私は大森さんがストラトキャスターを使ってたのは全然知らなかったのですが、昨年入手した1978年10月号のヤングギターによると、かなりお好きだったようですね。これもアメリカで入手したとか。かなり早い時点で入手してたのですね。レコーディングでは結構使ってたのでしょうか。

 9のガットギターは、やはりヤングギターに出てましたが、知り合いからの借り物だそうです。これはずっと持ってたかはわかりません。

 10のグレコ・レスポールもヤングギターに出てたもの。アマチュア時代に福岡で買ったそうですが、造りがしっかりしていてすごく弾きやすく、絶対に手放さないとのこと。ずっと持ってたのでしょうか。

 11のレスポールデラックスは、それがデラックスかどうかは私も確信がなく、ギブソンかどうかもわからないのですが、「裏切りの街角」の頃にテレビに出てた時は大体これでした。「有線放送大賞」のステージで、音が出なくなったというのはこれでしょうか。詳細は不明で、あまり確信もありません。

 12は甲斐バンドの最初の楽譜集の欄外に、各自の所有楽器の紹介があってそこで名前だけ見ました。ただし、ご本人がこれを持ってるのは見たことはありません。

 ということで、ここまでで最低12本はありそうな。あとは、普通のアコギとかオベイションのエレアコとかも持ってたのかもしれませんが、そちらは確認できません。今日は多分に推測に基づく部分が大きいので、どなたか詳しい人がいたらご教示いただけると助かります。

 甲斐バンドはギター主体のバンドだったのですが、大森さんのギターを大々的に紹介した記事は無かったのか私が見てないだけなのか。大森さんが亡くなってからこれらのギターがどうなったかはわかりませんが、何本かはご家族のところにはあるのでしょうね。それにしても、もうあのギターが聞けないのは寂しいなあ。


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4 コメント

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Unknown (HunkyDory)
2023-08-09 13:30:10
初めまして
大森氏の使用機材のこと調べていたら、こちらのBlogにたどり着きました。

4.レスポール・カスタム・レッドサンバースト、多分、花園からの使用ではないかと思います。

7.のジャズマスター、ライブで使用されてました。
「地下室のメロディー」で佐藤英二さんがシタール、大森さんがジャズマスターでした。
ちなみにアルバム「破れたハートを~」のジャケットは
ライブ時の写真をそのまま使ったらしいので、
曲が間違っていたとしても使用されていたのは間違いないと思います。

8,ストラト、当時の雑誌に掲載されていた個体とは違うと思いますが
箱根の「汽笛の響き」でストラトを使用されていました。
余談ですが「流民の歌」の「汽笛の響き」は、
機材トラブルか何かで、出だしの歌詞が飛んでいたので
ボーカルをオーバーダビングされてるんじゃないかとと思います。
後、花園の「ジャンキーズ・ロックンロール」でも使用されています。YouTubeあり

Fujigenのレスポールシェイプのモデルも使用されていましたね。
以前、一郎さんがBlogか何かで大森さんとお揃いで造ったと書いてた記憶があります。
一郎=シルバー、大森=ゴールド、金さん銀さんって呼んでたような・・・
再結成のBig Nightで使用れていますね。

ttp://ichiro-tanaka.com/before.html
上記リンクの6本は当時偲ぶ会でオークションに出品されました。(会場限定だったのかな?)

後、元ARBの白浜久氏が形見分けとして大森さんの
Kヤイリ・ミニガットとFujigen・5弦ベースの2本を所有されております。
一郎氏との繋がりと、大森さんがバンド解散後、音楽学校の講師をされていたころがあり
その時の同僚になるそうで、その関係で譲り受けたのかも

ttp://pandars.net/eg.html

かなり昔のことで記憶も曖昧なところもあり
且つ、1年以上前の記事にコメントするのもどうかと思いましたがコメントさせていただきました。
間違いや勘違い、既にご存知であったのであればお許しを・・・長々と失礼しました。

あと最後にひとつ、甲斐さんが使用していたグレッチ・ロック・ジェットは
甲斐さんの誕生日のライブで壊されたそうです。(自分で)
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ありがとうございます (ハイパパ)
2023-08-09 21:20:25
すごく詳しいですね。私は大森さんがいたころのライブには行っていないので、すべて雑誌記事やパンフでの情報しかありません。

ステージでもジャズマスターを使ってたのは意外でした。そもそもストラトも見た事なかったし。

すごく参考になりました。今後もいろいろ教えていただければ助かります。私もいろいろ誤解とか認識違いがあったりしそうなので、ステージ見てた人の意見は貴重です。
返信する
追記 (HunkyDory)
2023-08-10 12:48:11
ジャズマスターですが、改めて写真を見ると少し違和感があったので調べてみると
岩瀬電子というメーカーのVOICE FRONTIERではないかというのをネットで見つけました。
(今風で言うとヴィザールギター?)
ヘッドのロゴが無いことや、テールピースあたりが違っているので
オリジナルのオーナーか大森さんが入手してから少し手を加えたのかも・・・

ttps://aucfree.com/items/337197891

大森さんは一郎さんが加入する前まえでは
ほとんどレスポール1本で他のギターはあまり使うことはなかったです。
(観覧車・ダイナマイトあたりはテレキャス、シーズンでターナーくらい)
だから持ち替えたりすると、わりと印象に残っているって感じです。
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ふむふむ (ハイパパ)
2023-08-11 07:23:53
ジャズマスターはフェンダーでは無かったのですね。そのメーカーも初めて聞きました。ストップテールピースということは大改造の気がしますが、どの時点でされたものか。

あのハムバッカーのついたテレキャスは、色からしてもポリスのアンディ・サマーズの影響でしょうね。確かにBIG GIGでも観覧車で使ってた記憶あります。ターナーはどんな音を狙ったのか興味深いですが、シーズンではソロは弾いてないですしね。
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