週末に話題の映画「ボヘミアンラプソディ」を見てきました。実はクイーンはほとんど聞いたことがないのですが、BSでライブやってるときは大体録画して見るのが好きです。世代的にはリアルタイムでちゃんと観察できたバンドのはずですが、なにしろ洋楽に疎かったので。
ちなみに映画は凄く面白かったです。前述の通りクイーンは詳しくないので「史実と違う」とか突っ込むこともなく、ブライアン・メイ役が本人より男前なのに感心したりという程度。
それで、一番良かったのはやはりラストのライブエイドでの演奏シーンですが、当然私も当時あの番組見ました。それで「たしかにあの時のクイーンは凄かった」とか言えればいいのですが、実はクイーンは見た記憶無し。ライブを全部見てたわけではないのですが、番組では日本のテレビ局での司会の人がやたらと謝ってたり弁解してたりした記憶ばかり。(調べてみると中継はフジテレビでアナウンサーは逸見さんだったようですね。)
当時は洋楽というとシンディ・ローパーが好きで、あとは同じくギターを弾く友人とヘビメタのコピーにいそしんでた頃なので、「なんや~、マイケルシェンカーもレインボーも出んのか?」とか思ってたくらい。
確実に見た記憶があるのはロバート・プラントとエリック・クラプトンで、あとはフィルコリンズがイギリスにもアメリカにも出てて、コンコルドで移動したと聞き「すげ~」と思いました。
まぁそんな感じです。日本の中継の具体的な問題点は今になって調べるとWikipediaに色々書いてありますが、まぁ当時のちっちゃいテレビでしょぼいスピーカーで見てもつまんなかっただろうなぁと。南こうせつ氏も仕方なく出演したんだろうなぁとか思ったり。ただ、折角リアルタイムで見られたのにと、ちょっともったいない感じがないといえばウソになります。まぁいいですけど。
でしたね。今あれと同じものをやろうとしても不可能でしょう。
私も当時部分的に視たのですが、特に印象に残っているのは、マドンナとトム・ペティ
がコラボしたステージです。マドンナは既にブレークしていたとは言え、あの場では
格としてはまだ駆け出しで、そこで歌ったのがなんとビートルズの「Revolution」でした。
あのマドンナがこの曲歌う姿など今では想像出来ませんがそんな時代だったのです。
再結成されたレッド・ツェッペリンなど、これでもかと大物アーティストが目白押しでしたが、
大とりはアメリカがボブ・ディラン、イギリスがポール・マッカートニーで、まあこの2人
ならそうでしょうね。もしジョン・レノンが健在なら出演していたかどうか?
(でも多分してないでしょう)
これと関連して「We are the world」というこれもスーパースターが集った曲がありましたね。
あれ実はプリンスにもオファーがあったそうですが、「オレ、そんなのやらないよ」と拒否
したそうで、如何にもプリンスらしい。
で、これは個人的見解ですが、私はアーティストのチャリティーイベントを余り好きでは
ありません。勿論チャリティー活動をすること自体は意義があり素晴らしいとは思います。
でもあの場ではなんだか皆「良い子」になっていて、「功成り名を遂げた証」を
見せつけられているようで...。
私の知人にアマチュアのパンクバンドをやっていた人がいましたが、彼曰く
「あいつら、パーティーを一晩やめればあれ位の金集まるんだぜ」と批難してました。
まあ、これはパンクしている者から見れば権威への反感で、プリンスもそんなレジェンド主義
を嫌悪しての言動だったのかもしれません。
管理人様は、アーティストのチャリティー活動はどう思いますか?
あとは泉谷氏の「お前ら募金しろ!」っても好きでしたね。率直な物言いがいいです。他には杉良太郎氏は身寄りのない子供の施設とか結構いろんなところに寄付してて、「売名行為じゃないか?」と言われたときに「もちろんそうですよ。皆さんもドンドンおやりになったらいい。」と答えたという話があって、結構それは好きです。
やってる音楽がパンクだとしても、メジャーデビューするとPV作ったりジャケットとかポスターの撮影したりコンサート会場では物販やったり、それはパンクじゃないよなぁとか思ったりします。悪役商会の役者さんが実はいい人だったり…ってのはまた違う話ですがぁ(笑)
「アーティストのチャリティは好きじゃない」なんて、ちょっとすねた
受取り方でしたかね?
パンクバンドの知人にしても「チャリティ」というフレーズにどことなく
抵抗があったのかもしれません。(こうしたスタンスがあるからパンクが出てくるかも)
でも杉良太郎さんの発言は流石だと思いました。
永六輔さんも「僕は偽善でやってます」とチャリティの場では公言していたそうです。
「売名」「偽善」とはっきりと言うのは逆に、「実はそうではない」と暗黙に知らしめて
いる訳でして大人同志で通じ合う対応ですね。
しかし、上記の永さんの発言に対してある人が
永さんその言い方はシャレで通らない場合がある。そんな時は
「○○ホルモンを出すためにやってます」
と言った方が良いですよ。
とアドバイスしたそうです。これかつて永さんのラジオ番組で語っていたのですが、
肝心の「○○ホルモン」をはっきり記憶していませんでした。
これは「いい事をした後に、ある種の爽快感を持つ時に出るホルモン」だそうで
これはとても健康に良いそうです。
確かに誰しも人に対して「いい事」をしたら「やってよかった」と気持ちが高揚して
なんだか幸せになったような気がしますね。
「ボランティア」「チャリティ」は人を幸せにすると同時に「自分もハッピーになれる」
と思えば良いかもですね。