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いとしの月刊明星>1973年12月号

2023年07月04日 | 昔の音楽雑誌の話

 50年前の空気を感じたくて1973年の月刊明星を入手しました。自分がアイドルおたくになった原点を探す旅の一環です。格安だったのでかなり傷みは激しく、表紙は野口五郎と浅田美代子ですが、この二人に悪意があるような擦り切れ方だったので写真は自粛。目次は以下の通り。

 


 当時の人気はなんといっても新御三家。女性アイドルもいるのですが、明星の読者を考えると、やはりヒデキ、ゴロー、ヒロミ、それに加えてジュリーということになるのでしょう。ちなみに、入手した段階で西城秀樹の関連ページはすべて切り取られていたので、この本の中ではいないことになってます。

 

 意外だったのは、この当時でGAROとチューリップが結構な扱いだったこと。チューリップはこの年「心の旅」が大ヒットしたので、既に人気グループだったのですね。「もうフォークとかロックとかうんざりだよ。アイドルと呼んでくれ。」という勢いです。(わかる奴だけわかればいい)

 

 これらの人はまだわかりますが、なんと南こうせつも結構な扱い。結婚したばかりで、奥さんも一緒に出てました。すごく綺麗でかわいい人です。この年の秋にリリースされた「神田川」がヒットしてたのですね。

 

 ちなみに、新人での注目はミミ萩原と高沢順子。この時点で、彼女がプロレスラーになることを誰が想像したでしょうか。(って、高沢順子は違いますが)

 

 そして時代の空気を感じるのが広告。キスミーはシングル盤をプレゼントするそうな。ここの会社は歌手のポスタープレゼントなんかもやってましたが、私はまったく縁がなく応募したことはありません。

 

 VIVAの通販広告は当時よく見ましたが、これはオーディオの方。「いちばんナウなヤングの専門店」だとか。そういう言葉を本当に使ってたのが70年代。4chステレオが流行ったのはこの頃だったんですね。

 

 定番のブルワーカーもありますが、月刊明星読者に広告の効果はあるのか?

 

 通信教育も充実してて、ギターはわかりますが月刊明星読者に合気道がどこまで響くものやら。

 

 あとは、替え歌のコーナーがあったのですが、そのレベルと選考は疑問。一例をあげると「私の留置場」というの。

ようこそ ここへ クック クック
私の留置場へ
罪をおかしたあなたが 泊まります

ですって。大丈夫か、月刊明星読者。

 とはいえ、替え歌はさておきこの雑誌が面白いか面白くないかというと、大変面白い。50年前の芸能雑誌ですが、端から端まで読んでしまいます。こればっか読んでると現世に戻れません。それにしても気になるのは、野球部員のキン○マのその後…。

 


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