今日のひとネタ

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サンバとかボサノバとか

2007年09月09日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話
 夕べの小野リサさんのライブは先月の日比谷野音でした。野音であれだけ落ち着いた雰囲気というのも珍しいかもしれません。が、さすがに8月18日ということで客席は団扇でパタパタ扇いでる人が多かったので真夏の野音は大変でしょうね。録画はしたもののまだ半分も見てないのですが。

 さて、皆さんはサンバとボサノバの違いを明確に説明できますでしょうか? Wikipediaによるとサンバとは「4分の2拍子のダンス音楽で、19世紀の終わりごろリオ・デ・ジャネイロにおいて、ブラジル北東部のバイーア地方から移住したアフリカ系黒人の奴隷労働者たちが持ち込んだ、バトゥカーダなどの音楽をもとに、ショーロやルンドゥーなどの要素がとりこまれ成立した。」ものだそうです。

 一方ボサノバはというと「サンバやショーロをはじめとするブラジルの伝統的な大衆音楽、特に『サンバ・カンサゥン』を基に、中産階級の若者たちの求めていた、心地よく洗練されたサウンド、新しい感覚(Bossa Nova)のサンバとして成立した。」ものだとか。

 要するに演歌とムード歌謡くらいの違いでしょうか?(違うか) 結局ボサノバもサンバの一種と言って問題ないようです。

 日本では「白い蝶のサンバ」とか「スプリングサンバ」とか「思いっきりサンバ」とかのイメージでサンバという音楽が誤解されてた時代が長いかと。サンバカーニバルにチームを組んで参加して「あなたに抱かれてわったっしっは蝶になる~」とか「雲のか~げから光がさ~して アーイエオーイエ」とやると完全に浮いてしまいますよね。これはブルースフェスティバルに出演して「窓~をあけ~れば~」とやるのと同様の技です。(本当か)

 日本の歌謡界では「ボサノバ風のアレンジ」というのもありで、尾崎亜美さんの「マイピュアレディ」とか丸山圭子さんの「どうぞこのまま」とかがヒットしました。どちらかというと「どうぞこのまま」の方がボサノバっぽいでしょうか? 考えてみるとボサノバとは単にリズムの問題じゃなくてコード進行も大きな要素となってますよね。

 一般には「想いあふれて」という曲がボサノバの第一号として知られており、小野リサさんも「この曲のコード進行を解析すればボサノバ誕生の秘密が解明できるかも」なんてCDの解説で書いてましたが、その辺はよくわかりません。

 それはそれとして私がサンバの曲で好きなのは、なんと言ってもクララヌネスの「三つのルーツの歌」。あれ最高ですよ。私なんかあれだけで仕事してますよ。(わかる人にはわかるネタ) 凄く迫力があってなおかつ哀愁漂う曲です。

 ボサノバで好きなのは「サマーサンバ」「ワンノートサンバ」「おいしい水」かな? 「ディサフィナード」とか「イパネマの娘」とか有名ですけど、なんかややこしくてわかんないです。「イパネマの娘」は特に転調が激しいので左手がつりそうになりますし。

 で、よく考えてみればボサノバで好きな曲が「サンバ」というタイトルがついてますね。まぁいいですけど。なお、不純な動機だけでサンバカーニバルを見てみたいという人はお友達になれません。私は純粋に音楽が好きなので。

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