長岡和弘さんがパーソナリティーを努める長崎NBCラジオ木曜夜の人気番組「Happy Go Lucky!」ですが、6月27日の放送にて甲斐バンドのライブ未発表音源がオンエアされました。
これは1978年5月に長崎県大村市民会館で行われたライブの音源で、最近長岡さんの自宅から録音テープが発掘されたというもの。長岡さんというと当時は甲斐バンドのベーシストだったわけで、在籍時代に故郷の大村でコンサートが開催されたのはこの一度だけだったとか。曲は「きんぽうげ」と「ポップコーンをほおばって」。
会館のPA卓からの録音なので楽器の音や歌はしっかり録音されており、会場の拍手や声援は聞こえないもののライブステージの生々しさが伝わってくる音でした。発見された際にはテープがよれててまともに聞けなかったのが、長岡さんが現在館長を努めるシーハットおおむらの音響担当の人に修復を依頼してちゃんと音を拾いだしたとのことです。
トップの画像は雑誌ヤングギター1978年10月号なので、このコンサートのちょっとあとくらいの写真ですね。使った楽器も大森さんはレスポールカスタムでしょうし、長岡さんもここに写っているミュージックマンのスティングレイベースでしょう。
甲斐バンドのライブというと78年3月に「サーカス&サーカス」が発売されてますが、
これは前年の12月4日に録音されたもの。その半年後のライブであって、ツアーを重ねてバンドの音がますます練りあがった頃の貴重な音源です。
メンバーの詳細はわかりませんが、この時もオリジナルメンバーの4人に加えてキーボードの豊島修一さんがいた感じでしょうか。後期のようにパーカッションやサックスが入った編成ではありません。本当にバンドとしての音ですね。
今ならまだradikoプレミアムのタイムフリーにありますので、お聞きになりたい方は是非どうぞ。