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TBS日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」終了しました

2024年03月22日 | ドラマレビュー・新着ドラマの話題

 TBS日曜劇場は結構ヒット作出てますが、今回のこれは個人的に今期最大のガッカリ。主演西島秀俊、共演が芦田愛菜、石田ゆり子、西田敏行というキャストだしかなり期待してたのですが。

 そもそもが昨年の「リバーサルオーケストラ」と設定がかぶりまくり、廃団寸前のオーケストラを天才マエストロが救うという点や、演奏会でのトラウマからバイオリンが弾けなくなった少女は「どっかで見たな」と思わせました。

 とにかく「芦田愛菜ちゃんが出る限りは見る!」と宣言した手前最後まで見ましたが、愛菜ちゃんは終盤までやたらとプリプリしてて、あれは脚本、演出のせいですね。彼女は悪くありません。(ファンなので) どの人物も設定と描写が薄っぺらいし、ドラマで見える部分以外では存在しようがない感じなので、その世界に入り込めません。

 さらに納得行かなかったのはオーケストラのメンバーについて。フルオーケストラというと40人くらいいるでしょうか。マエストロの西島と絡むのはそのうちの5~6人だったのに、最終回で「皆さんとの絆が」と言っても「へ? そんな繋がりあったっけ?」と思ったり。

 他には、演奏シーンだとか、市民オーケストラがみんな突然の曲変更に初見で対応できるのかとかその辺言い出したらキリがないですが、ドラマとしてはとにかくストーリーと人物設定があかんやろということに尽きます。西島と石田ゆり子の離婚もなんだかよくわからなかったし、市長はなんでオーケストラ潰したかったか、そしてこの結末について市長はどう思ってるのか、その娘との関係はどうなったかとかわからんのは、私がちゃんと見てなかったせいでしょうか。

 あとは、最終的に日本に残ってオーケストラを指導するのか、ドイツに帰ってしまうのかという点で盛り上げようとしてましたが、そもそもタイトルが「さよならマエストロ」なのだからそれで引っ張るのは無理。

 まあ言い出したら止まらないので、この辺で。私としてはとにかく芦田愛菜ちゃんの次回作に期待するものであります。多分このドラマのことはもう思い出すこともないでしょう。