つつじが咲いてるのを見かけるようになりました。それで、この季節になると必ず思い出すのが花泥棒のこと。
私が中学生の頃、実家の庭にはつつじがあったのですが、ある日父が植木市でさつきの鉢植えを買ってきました。「つつじあるのにさつきも?」と思ったのですが、わざわざ買ってくるくらいなので結構見事なものでした。当時ギターと甲斐バンドと天才秀才バカにしか興味がないような中学生だった私でも「おおっ!」と思ったものです。
そして父がその何鉢かを玄関の前に並べて「ニカ~」と眺めてた間は良かったのですが、ある日の早朝に全部盗まれてしまいました。早朝というのは、その日の朝に犬(ヨークシャテリア・男子)がガウガウと凄い勢いで外に向かって吠えてたので、多分その時にやられたのだろうと。
せっかく番犬(?)が仕事してたのに、肝心の人間がどうしてたかというと、両親とも「また新聞配達に反応しとる」と思ってそのまま寝てたのですと。まあ私も二階で寝てたので同罪と言えば同罪。
家の横は行き止まりで人通りは少ない場所だったし、時間的にも通りすがりの犯行とは思えず、何かのきっかけで見かけた花のきれいさに目をつけてたのでしょう。単に観賞用で盗んだのか転売目的なのかはわかりません。もちろん犯人はわからずじまい。
なお、当時新聞の投書欄ではやはり家の花を盗まれた人がぼやいてて「盗んだ花を眺めて心が癒されますか? 心が痛みませんか?」というのがありました。同じ目に遭う人は多いのでしょう。
それを考えると我が家の危機管理が甘かったのと、折角ワンコが反応したのに人間が対応できなかったというのが反省点。普段から新聞なんか取ってなければ異変に気付けたのに。←と無理やりな結論。今から逮捕はできないでしょうから、せめて犯人に呪いをかけることにします。エコエコアザラク エコエコザメラク…。
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