今日のひとネタ

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ドラマ「なつかしき海の歌」

2014年07月22日 | ドラマレビュー

 CSのTBSチャンネル2で見ました。1975年に制作された山田太一脚本のドラマです。宣伝によると<芸術祭大賞を受賞した衝撃の話題作「真夜中のあいさつ」に続き、マスコミの責任を追求した山田太一脚本による書き下ろしドラマ。テレビ局の裏側事情を浮き彫りにし話題となった。>のだそうです。

 出演は、加山雄三、浅田美代子、岡田英次、吉田拓郎、香山美子、加藤武、木内みどりなど。私は当時小6でしたが、こういうドラマがあったのは全然知りませんでした。なにしろテレビに出ないと言われていた拓郎さんが出演してます。出演者を見たとき「はて?」と思ったのですが、どうせ人気フォークシンガーの役で通りすがりに「あ、どうも」っていう程度の役だと思ってました。

 が、実際はテレビ局のAD役で準主役級の重要な存在でした。台詞も多いし展開の鍵を握る役です。おまけに浅田美代子と複雑な関係ではあるけれど、ちょっといい感じになったりします。ドラマの情報によると、当時二人は交際の噂があったそうで、そういう意味では相当話題になったはずです。

 拓郎さんについては結構好きな曲も多いし、なんか人生楽しそうな雰囲気も感じて結構好きな方です。が、もし当時彼の熱烈なファンだったとしたら、多分このドラマを見て大嫌いになったことでしょう。「テレビ出ないって言ってたのに、何をアイドル女優といちゃいちゃしとるんだ!」ってことで。

 そういう意味では世の中知らない事があった方がうまくいくのかもしれません。今見てもなんとも思いませんし(笑) で、ドラマの出来としては…どうやら私の期待が多き過ぎたようです。なんかよくわからなくて、山田太一作品としてはどうなんでしょうね、これは。