03月09日 08時14分 京都 NHKNEWSWEB
大河ドラマ「光る君へ」が放送されるなか、源氏物語の舞台となった街の魅力を知ってもらおうと、京都府宇治市は、京都アニメーションと協力して新たなPR動画を制作しました。
宇治市が、市内に本社がある京都アニメーションと協力して制作したのは、6500枚の作画を6分間にまとめた動画です。
観光客の女性が、ウサギに導かれてさまざまな時代の人たちに出会いながら、「平等院」や「茶畑」などの見どころをめぐる内容で、市は大河ドラマの放送にあわせて街の魅力を知ってもらおうと、京都アニメーションと協力して完成させました。
このうち「源氏物語ミュージアム」を紹介する場面では、紫式部を思わせる十二ひとえ姿の女性が現れ、宇治にかかわる文学や歴史を映像と音で紹介しています。
動画は、9日から宇治市のホームページなどから入ることができる専用サイトで公開されますが、GPSで市内にあることが確認できる端末でだけ、再生できる仕掛けになっているということです。
宇治市の松村淳子市長は、「京都アニメーションに2分程度の動画を依頼していましたが、6分もの大作を作っていただきました。宇治の魅力を若い人たちに知ってもらうきっかけにしたい」と話し宇治を訪れてほしいと呼びかけています。