07月02日 17時26分 NHK
参照記事
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210702/2010011113.html
![](https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20210702/2010011113_20210702183945_s.jpg)
新型コロナウイルスのワクチンについて、国からの供給量が今月から減少する見通しとなっていることを受けて、京都市内の医療機関は、受け付けた予約の一部をキャンセルするなどの対応に追われています。
京都市は、30日、国からのワクチンの供給量が減少し、先行きが見通せなくなっているとして、市内の医療機関に対し、来週以降に配送するワクチンの量を、これまでの半数以下に制限すると通知しました。
これを受けて、京都市上京区の堀川病院では、接種の見通しが立たなくなったとして、新規の予約の受け付けを停止するとともに、64歳以下の1回目の接種の予約を一部キャンセルすることを決めました。
キャンセルとなるのは、今月12日から27日の期間に接種を予約した270人で、病院では、2日も、職員が一人一人に電話で連絡をして、理解を求めていました。
一方、すでに予約している65歳以上の高齢者と、1回目の接種を受けた人の2回目のワクチンについては、確保されているということです。
堀川病院の山田正明事務長は、「私たちも早くワクチンを接種できればと考えているし、64歳以下の方は、ようやく接種券が届き予約できたという状況なので、キャンセルとなったことにがっかりしていると思う。今後の状況を聞かれても、私たちも『わからない』としか伝えられない状況で、国には今後の見通しを説明する責任があるのではないか」と話していました。