2024/07/21 読売新聞オンライン
祇園祭・ 後祭あとまつり の 山鉾巡行(24日)を前に、山鉾の「 曳初め」が20日、京都市中心部で行われた。
大船鉾は新調した車輪を付けて進んだ。直径2.13メートル、重さ685キロで、記録上最大とされていた明治時代の船鉾の直径2.06メートルを上回る大きさ。今年は白木のままで巡行する。昨年までは菊水鉾から譲り受けた車輪を使っていた。
この日は祇園囃子が響く中、下京区の町会所前から新町通を往復。初めて鉾を引いたという小学2年の丸尾美織さん(8)は「大きくて、たくさんの人が乗っている鉾は重たかった。家族と引けて楽しかった」と笑顔だった。
四条町大船鉾保存会の木村宣介理事長(54)は「まっすぐ、安定して進んで良かった。巡行ではより勇壮な姿を見てもらえるとうれしい」と話していた。