半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

寒い日が続いています

2021年01月20日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の「朝採り野菜BOX」のお手紙です。

 今日は「大寒」で、暦の上ではもっとも寒い日です。養鶏場に卵をとりに伺ったら「今日は注文が多くてあたふたしていました」と言っていました。「大寒の日に産んだ卵を食べると風邪をひかない」と言われているからなんですよ。

 まあ、それにしても 寒い日が続いていますね

 豪雪地帯に比べればまだ大した事はないのかもしれませんが、それにしても朝晩は凍てつくような寒さです。

 そして、今冬は雨も少なくとても乾燥しているので畑はパサパサに乾いています。

 なので昨日のように風の強い日は砂漠のように土煙が舞い上がり砂漠のようで、まるで春一番が吹いた時のように視界が土煙で覆われています。

 また、野菜にとってもなかなか大変な冬です

 大霜が降りる時期になると路地野菜は一部になり、ほとんどがビニールトンネルやビニールハウスなど保温したところで栽培した野菜に切り替わります。

 野菜自身も自分が死んでしまわないよう糖度を上げるので、野菜の細胞ぎゅっと引き締め美味しくするわけですが、今年はそうもいっていられない寒さです。

 というのも、ビニールトンネルで保温していてもそれを上回る寒さのため、野菜は凍りつき、皮がしわしわになったり、弱ったりします。

 寒さに強いホウレン草でさえ葉先が凍って白くなってしまうなど、「寒いほど野菜が美味しくなる」なんて言っていられないほど寒いのです

 また、今は収穫出来る時間も限られています。

 朝は畑は凍てついているわけですが、野菜も凍てついています。

 なのでお日様が昇ってきて気温が上がり、地温も上がり始めた10時頃にならないと野菜は収穫出来ません。

 凍てついている状態で野菜を収穫してしまうと、「正気を失っている」という表現をする農家さんもいますが、しわしわだったりよれよれになっているのが戻らないのです。

 なので野菜が正気を戻すまで収穫は待たないといけないのです。しかも、曇りの日だと10時になっても正気は戻らず、お昼の一部の時間でないと収穫が出来ないのです。

 ちなみにこの野菜が育てられている「成田市大栄地区」は、地元の農家さんが「ここは成田のチベットだからな(笑)」と言うほど寒い地域なのです

 この辺りは小さな山の台地なため、気温が成田の街中より1~2℃は低いんですね。

 まあ、そんなこともあり、農家さん達も「寒いな~」というのが挨拶代わりになっていますが、「家でじっとしているより、外で体を動かしていた方が温かいよ」と言いながら、毎日、畑仕事をがんばっています。

 みなさんもコロナで巣ごもりしていると体の代謝が落ち免疫力も下がりますので、適度な運動、大食を控え、健康第一で暮らして参りましょうね

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