半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

あけましておめでとうございます(朝採り野菜BOX)

2021年01月06日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今年、1回目の「朝採り野菜BOX」に入れたお手紙です。

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新年、明けましておめでとうございます。

みなさま、元気にお過ごしでしょうか?

一昨年は超大型台風、昨年はコロナウイルスと未曾有の災害が立て続けに生じました。

あえて冷静に考えれば、ウイルスも含め自然災害の兆候は20年以上前から起きていました。

それが日本でも表面化し、さらに世界全体に同時に大きな影響を与えるほどに表面化した、ということなんでしょうね。

 

農家さん達は、街の人達よりもっと前からこの異常を感じていましたし、直接的な被害を受けてきました。

ただ、災害に対する抵抗力は強いと感じます。

元来、天候に左右される仕事をしてきたということ、良い時もあれば悪い時もある、といった自然に対抗するのではなく自然に沿った暮らしをしてきてたせいかもしれません。

ウイルスに対しても除菌とは正反対で泥まみれであらゆる菌にまみれて暮らしてきたのもあるのでしょう。

これはある意味、これからの時代を生きるキーワードと言われているレジリエンス(強靱性、柔軟性、跳ね返す力)が高いということにもなるんじゃないかな、と思います。

今後、ますます災害が多発すると思いますが、これを悲観するのではなく、「それも自然の為す業で、人はそれに沿って生きるしかない」といった思いは強い力になる気がします。

昔の日本人ならみんなが持っていた考えでもあったでしょうしね。

ところで、緊急事態宣言が発令される見込みです。

私の知人の話ですが、最近、子供が未発症感染になり、家族に迷惑をかけたと大変落ち込んでいる、という話を聞きました。

本当にかわいそうです。      

コロナはインフルエンザと同じでかかった人は病人です。

みんなで労りサポートする対象なはずなのですが、今はコロナにかかるとその張本人が罪を犯したような風潮になりますし、当の本人が一番罪悪感にうちひしがれる、という世の中です。

そんなのおかしい、とずっと思っています。

いつ自分がコロナになるかわからないし、誰も好きでなっている人はいないわけで、もしなったらなったで「まあ、仕方ないよね」という気持ちになれる世の中であって欲しいです。

 

色々書いてしまいましたが、元旦の初日の出はきれいでしたね。

今年はとっても寒かった一方で、とても美しいお天道様でした。何があろうとお天道様は照ってくれる。

何があろうと地球は回っていく。それに沿って生きていくのが私達、ということでしょうね。

 

昔の日本人はそういう箏をみんな当たり前に思っていたことだと思いますが、今は廃れてしまっているよう感じます。

私は幸い、おつきあいしている方々の平均年齢が70歳ぐらいの農家さん達なので、ちょっと前の日本人の思想や暮らしを学ばさせてもらえています。

農村の70代は都市部の同年代より1昔前の生活をしているので、昔の日本人の暮らしをギリギリ学ばさせて頂ける方々なんですよ。

まだその世代がご存命な内に、近代社会の暮らし方に疑問を持っている方々とのご縁を繋ぎ、古くもこれからの時代の指針となる自然に沿った生き方を学べる場を提供すべく、日本で唯一(?)の農村コーディネーターとして、今年も務めを果たして参りたいと思います。

そして、みなさまが健やかに暮らせるお手伝いが出来るようお野菜を届けて参りますので、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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