師走に入りドタバタしています
妻が風邪を引いたのですが養生せずこじらせ、それが次男にうつり、次男が復活したと思ったらなんと受験生の長男が1週間休む、という大変な状態になり、「これは養生せねば」という事で何とか風邪のサイクルは治まり、みんな復調し、私も結果、何とか無事に生活が出来るようになっております。
ただ、立て込んでいるのでとにかく無理をせず過ごしております。
そんな時期に自然薯掘りのテレビ企画が2つも入り、ロケハンと言われる事前調査、本番の2回はつきあう必要があり、それが2本連続で続いているので、ここしばらく休みがありません
さて、1年ももうそろそろ締めくくりとなります。今年を振り返るとやはり「時代が大きく変わった」というのがまとめになります。以前も書きましたが、まず、地球温暖化を軸としたSDG'sの予想以上の浸透、それによる環境問題意識が劇的に広がったと思います。
農の現場ではもう10年以上も前から「こんな夏は初めてだ」「こんな冬は初めてだ」といった異常気象を感じてきました。しかし、街中の暮らしではそういったことを感じられないため、アメリカやオーストラリアのハリケーンや局所的大干ばつ、局所的豪雨、といったニュースにも反応する人は少なく、農の現場、あるいは第一次産業に携わっている人達だけが環境激変を感じていました。
それが西日本、岡山・広島といった大豪雨災害で日本の多くの人が肌で環境問題を感じる人が増えました。それでも東日本の人にとっては遠い地域の事のようだったと思うのですが、ドイツなどEUを中心とした温暖化問題の運動が広がり、SDG'sが叫ばれ始め、コロナも相まって「地球がおかしくなっている」という認識が、日本にも昨年から今年にかけて劇的に広がったと感じます。
環境問題を口にすると、3年前では「ちょっと意識高い系の人?」というような反応をする人が多く、まだまだ真面目に語れる人は少数派でした。それがこの2年で、劇的に変わりました。髙柳さんをはじめとした「子孫が暮らせる永続できる環境を残すため」に有機農業を始めた方々の志が、一気に広がったと実感しています。
とはいえ、SDG'sというスローガンが一人歩きしている感はあります。生活そのもの、暮らしそのものを変える事が大事だと思います。私が尊敬する1人、サティシュ・クマールの言葉ですが「まず、食卓から始めよう」があります。その食卓の物がどこで誰がどう作られているかを知ることで、地球の様々な問題に繋がる。食べ物を考える事、とても大切な時代に入ったと思います。
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