映画『降りてゆく生き方』を観て来ました
世の中のほとんどの人が知らない映画で、声がかかった地域、団体でしか上映されない、独特な映画です。
以下、公式HP。武田鉄矢
http://www.nippon-p.org/
去年、鴨川でチラシを見た事があったのですが、神崎町でもポスターやチラシが配られていて、その販促物を見たら、田舎生活に興味・関心がある人なら、行っていたい、と思うようなものになっています。でも、「ストーリーは秘密」ということで、どんな内容かは、見てのお楽しみ、ということになっています。
私の感想は、「都会で働いていて、でも、田舎に関心がある、お金じゃない生き方に関心がある人」に、良いんじゃないかな、というもの。
埼玉でもあるので、関心がある人は、どうぞ
で、第二部で、じゃんけんで【負けた人!】がお酒をもらえるイベントとか、俳優の苅谷俊介さん(昔、石原プロで西部警察なんかに出ていた人)と、寺田本家の社長さんなどのトークイベントがありました。
そこで、刈谷さんが、『森に1人で食事も持たずに入ると、1日目の夜は物凄く怖い。でも、2日目、3日目は、恐れが無くなり、体がエネルギーに満ち溢れる。そういった怖い、といった感覚や、気を感じる、といった感覚を、取り戻すようなことをした方が良い』と言っていました。
この話を聞いて何か、懐かしい感じがしました。
なんでだろう?と思ったら、数年前、コーチの仲間と西東京の三頭山に日帰りで登った時、帰り道、だんだん、辺りが暗くなり、夜が近づいてきた時、言いようの無い「怖さ」を感じたことを思い出したからでした。
三頭山→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%A0%AD%E5%B1%B1_(%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD)
そういえば、最近、山に入っていないな~。この辺りには、里山がたくさんあるんだから、畑や田んぼの平地ばかりじゃなくて、林や山をゆっくり歩いてみよっと
また、苅谷さんは、考古学をやっていて、縄文時代(1万数千年前)にも詳しく、お話をしてくれました。
まず、1つの土器を1万年も使い続けた時代、というのは、世界でも日本の縄文時代だけだ、ということです。どの時代も、1万年も経たずに文化革命や戦争などが起きて次の時代にうつっていたわけですね
次に、縄文時代に、既に【助け合い、支えあう】という精神があったようで、小児ポリオにかかり下半身が使えなくて歩行不能な子が、20歳ぐらいまで生きていた=食事を動ける人が与え世話をしていた、という事を証明する化石があるそうです。
更に、当時の平均寿命は20数年、と短いのですが、これは乳幼児の死亡率が高かったからで、健康な人は60歳以上も生きていた、とのこと。
あと、これは縄文時代の話じゃないですけど、「7歳までは神の子」という言葉があって、7歳までは、まだ、しっかりと生を体に入れていなくて、7歳過ぎて、ようやく人としてこの世で生を受け入れて、生きていける力が身に付いた、と認められた(、という話とか。
へ~、と思いました。
歴史っていうと、日本には、縄文時代、弥生時代などがあるとは知っていましたが、きちんと正史として残っている時代じゃないので、縄文時代には、全く関心が無かったんですよね。
でも、当時から、60年以上も生きていた人がいた、とか、支えあう家族のような意識があった、とか、はたまた、1万年以上も続いた時代を保有するのは、世界でもこの縄文時代だけだ、と聞いて、なんだか、少し嬉しくなりました
現在、大英博物館で、「THE POWER OF DOGU」というタイトルで、日本の国宝の縄文土器が展示されているそうです。で、その反響は、半端無く、フランスやイタリアから、わんさかイギリスに観に来ているそうです。
ちょっと、縄文時代や土器に関心を持ってネットで調べて見たら、縄文土器は、【野焼き】と言われる、いわゆるその辺で焚き火して出来る土器で、我々でも作れるっちゃ、作れるんですよね。その代わり、高温で焼いていないので、もろく割れやすい。
でも、稲作をしていない数千年前~1万数千年前の人達が作って使っていたのに、今を生きる我々は、自分で器一つ、高温の焼き釜が無いと作れない、と思っているわけですから、おかしな話ですよね?
陶磁器のように、丈夫じゃなくても、生活に困らない程度なら、その辺の粘土と砂を混ぜて、野焼きやオーブンで、植木鉢ぐらいのものは作れちゃうようだし、今度作ってみようかな?
そういえば、ホームセンターで、家庭用オーブンで作れる、粘土が売っているって、誰かが言っていたな~。もちろん、植木鉢程度のものしか出来ないらしいけど。
まあ、うちの畑は、開墾していると、時たま粘土の塊が出てくるから、今度、集めて、焼いてみようかな
なんか、縄文土器に関心沸いてきた
どうでも良かった縄文土器だけど、縄文時代の人が、器だけじゃなく、土偶などで、信仰のオブジェか何かを作る想像力、独創性、そして、その器用な手、があったわけだから、そのDNAを受け継ぐ、日本人の私も、ちょっとした器とか、オブジェとか、作ってみたいな~
大英博物館からの帰国記念展、が日本でもやるそうです。なんだか、観にいきたくなってしまった
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20091215_142709.html
映画から、思いっきり話がそれたけど、縄文のお話、面白かったです
ちなみに、寺田本家の社長のお話も興味深かったですが、それはそれで「発酵道」という本を買ったので、本を読んで自分の中で、お話を発酵させたいと思いま~す
世の中のほとんどの人が知らない映画で、声がかかった地域、団体でしか上映されない、独特な映画です。
以下、公式HP。武田鉄矢
http://www.nippon-p.org/
去年、鴨川でチラシを見た事があったのですが、神崎町でもポスターやチラシが配られていて、その販促物を見たら、田舎生活に興味・関心がある人なら、行っていたい、と思うようなものになっています。でも、「ストーリーは秘密」ということで、どんな内容かは、見てのお楽しみ、ということになっています。
私の感想は、「都会で働いていて、でも、田舎に関心がある、お金じゃない生き方に関心がある人」に、良いんじゃないかな、というもの。
埼玉でもあるので、関心がある人は、どうぞ
で、第二部で、じゃんけんで【負けた人!】がお酒をもらえるイベントとか、俳優の苅谷俊介さん(昔、石原プロで西部警察なんかに出ていた人)と、寺田本家の社長さんなどのトークイベントがありました。
そこで、刈谷さんが、『森に1人で食事も持たずに入ると、1日目の夜は物凄く怖い。でも、2日目、3日目は、恐れが無くなり、体がエネルギーに満ち溢れる。そういった怖い、といった感覚や、気を感じる、といった感覚を、取り戻すようなことをした方が良い』と言っていました。
この話を聞いて何か、懐かしい感じがしました。
なんでだろう?と思ったら、数年前、コーチの仲間と西東京の三頭山に日帰りで登った時、帰り道、だんだん、辺りが暗くなり、夜が近づいてきた時、言いようの無い「怖さ」を感じたことを思い出したからでした。
三頭山→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E9%A0%AD%E5%B1%B1_(%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E9%83%BD)
そういえば、最近、山に入っていないな~。この辺りには、里山がたくさんあるんだから、畑や田んぼの平地ばかりじゃなくて、林や山をゆっくり歩いてみよっと
また、苅谷さんは、考古学をやっていて、縄文時代(1万数千年前)にも詳しく、お話をしてくれました。
まず、1つの土器を1万年も使い続けた時代、というのは、世界でも日本の縄文時代だけだ、ということです。どの時代も、1万年も経たずに文化革命や戦争などが起きて次の時代にうつっていたわけですね
次に、縄文時代に、既に【助け合い、支えあう】という精神があったようで、小児ポリオにかかり下半身が使えなくて歩行不能な子が、20歳ぐらいまで生きていた=食事を動ける人が与え世話をしていた、という事を証明する化石があるそうです。
更に、当時の平均寿命は20数年、と短いのですが、これは乳幼児の死亡率が高かったからで、健康な人は60歳以上も生きていた、とのこと。
あと、これは縄文時代の話じゃないですけど、「7歳までは神の子」という言葉があって、7歳までは、まだ、しっかりと生を体に入れていなくて、7歳過ぎて、ようやく人としてこの世で生を受け入れて、生きていける力が身に付いた、と認められた(、という話とか。
へ~、と思いました。
歴史っていうと、日本には、縄文時代、弥生時代などがあるとは知っていましたが、きちんと正史として残っている時代じゃないので、縄文時代には、全く関心が無かったんですよね。
でも、当時から、60年以上も生きていた人がいた、とか、支えあう家族のような意識があった、とか、はたまた、1万年以上も続いた時代を保有するのは、世界でもこの縄文時代だけだ、と聞いて、なんだか、少し嬉しくなりました
現在、大英博物館で、「THE POWER OF DOGU」というタイトルで、日本の国宝の縄文土器が展示されているそうです。で、その反響は、半端無く、フランスやイタリアから、わんさかイギリスに観に来ているそうです。
ちょっと、縄文時代や土器に関心を持ってネットで調べて見たら、縄文土器は、【野焼き】と言われる、いわゆるその辺で焚き火して出来る土器で、我々でも作れるっちゃ、作れるんですよね。その代わり、高温で焼いていないので、もろく割れやすい。
でも、稲作をしていない数千年前~1万数千年前の人達が作って使っていたのに、今を生きる我々は、自分で器一つ、高温の焼き釜が無いと作れない、と思っているわけですから、おかしな話ですよね?
陶磁器のように、丈夫じゃなくても、生活に困らない程度なら、その辺の粘土と砂を混ぜて、野焼きやオーブンで、植木鉢ぐらいのものは作れちゃうようだし、今度作ってみようかな?
そういえば、ホームセンターで、家庭用オーブンで作れる、粘土が売っているって、誰かが言っていたな~。もちろん、植木鉢程度のものしか出来ないらしいけど。
まあ、うちの畑は、開墾していると、時たま粘土の塊が出てくるから、今度、集めて、焼いてみようかな
なんか、縄文土器に関心沸いてきた
どうでも良かった縄文土器だけど、縄文時代の人が、器だけじゃなく、土偶などで、信仰のオブジェか何かを作る想像力、独創性、そして、その器用な手、があったわけだから、そのDNAを受け継ぐ、日本人の私も、ちょっとした器とか、オブジェとか、作ってみたいな~
大英博物館からの帰国記念展、が日本でもやるそうです。なんだか、観にいきたくなってしまった
http://www.nhk-p.co.jp/tenran/20091215_142709.html
映画から、思いっきり話がそれたけど、縄文のお話、面白かったです
ちなみに、寺田本家の社長のお話も興味深かったですが、それはそれで「発酵道」という本を買ったので、本を読んで自分の中で、お話を発酵させたいと思いま~す
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