半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

ありがとう!橋賀台幼稚園

2013年03月14日 | 素敵な空間・イベント
本日は、我が子の通う橋賀台幼稚園の卒園式でした

2年前の春、我が子を入れる幼稚園を決めるときは、それほど多くをみたわけではありませんでしたが、配られたパンフレットや園長先生のコメントから「ここがいいでしょ」と夫婦で決めたのが橋賀台幼稚園でした。

入れてから「大正解」と思うことが多々ありましたし、橋賀台幼稚園のママさんたちも「橋賀台はいいわよね~」と満足度が高い気がしています。


子供を伸び伸び育てる方針、雰囲気があり、それを先生方が体現しているのです。

・園長先生が毎朝門にたって、1人1人と「おはよう」の握手と挨拶、そしてお帰りの時も同様に「さようなら」の握手と挨拶をしてくれる。これを知ったときは「凄いな~」と思いました。毎日毎日、全生徒に続けているその姿勢に感動と感謝を覚えたものです

・校庭は工業的なプラスティックのものはなく、手入れは大変でも木製の温かみがあるもので作っている。(ニコニコタワーなど楽しいオリジナルの遊具(?)がいっぱい

・裸足でかけっこをすることを奨励していて、暑い時は上半身裸でもOK

・冬の寒い時期も半袖短パンでマラソンをして「頑張る心と体」を鍛え、終わったあとは上半身裸で寒風摩擦これを見た時には「親には出来ない指導で、みんなで頑張る集団生活だからこそ出来る指導だな~」と感服しました。

そして、何より「大変でも手をかけた分、子供に還っていく」という考え方。
その具体的なことが「園バスは無し」「お弁当も無し」という方針。

園バスは便利だけどあえてそれをせず、暑い時も寒い時もお母さんと一緒に毎日通いながら四季の移ろいや季節を感じることの意義を重んじて、親子登園を基本にしています。(自家用車での送迎はOK)

そして外注して給食を週何回か出す幼稚園がほとんどの中、これまた「お母さんが愛情を込めて毎日毎日作ったお弁当だからこそ、子供は毎日毎日どんなお弁当か楽しみにして、愛情を感じながら育つ」というもの。

毎日作るのはお母さんたちは大変だったでしょうが、毎日頑張って作ったらからこそ、その分子供達との絆は深まったはず。

実際、卒園前の最後のお弁当の日に、子供たちがお母さんに「ずっと毎日お弁当作ってくれて有難う」みたいな感謝の言葉の手紙を書いてお弁当にそっとしまって帰ってきました。そのお手紙を「宝物」としているお母さんも多いようです


何より先生方がみんな素晴らしい

毎日、門で立ち続けて、園児だけでなくまだ幼くお兄ちゃんやお姉ちゃんのお見送りにお母さんと一緒についてくるちびっこ達とも全員握手と挨拶を欠かさず、また運動会のかけっこや冬のマラソンではいつも一緒に走ってくれた優しい園長先生。年中の時のおじいちゃん「いそろく延長先生」も素晴らしかったけど、昨年から就任した今の園長先生もすばらしかったです。

全体の取りまとめ(?)としていろいろなイベントを仕切ってくれた関川先生や随行先生も子供たちを優しく温かく、そしてお母さん方も大きな優しさでいつも包んでくれていました。

また姉妹で橋賀台幼稚園に勤めている先生もいたり、お母さんが引退したあとその娘さんが先生として入ってきたり、現在現役の先生が自分の子供を橋賀台に入れたりと、明らかに「身内の先生方も自分たちの幼稚園が一番良い」と思っているようなのです。

そして我が子を支えてくれた担任の先生

年中の時のひとみ先生は、その鋭いまなざし(?)と暖かい愛情で、うちの子をふくめ、みんなを温かく見守り育ててくれました

年長になってからのあい先生は、子供たちがきちんと小学生に入った時にしっかりやっていけるよう、1人1人の「自覚」を促し、「どうしたいの?」「どう思うの?」ときちんと話を聞いたり問いかけたりしながら、1人の人格を重んじて、その子が自分で考え行動していく基本的な姿勢を身につけるよう、心を込めて接してくれました

特に年長になってからは、私がよく幼稚園に通える身分(?)になって送り迎えもたまにしていたため、あい先生のお話を聞く機会も何回かありました。
(教室でお迎えにきたお母さんに子供を引き渡す際に、担任の先生が今日1日あったことやその子について気づいたことを必ずお話ししてくださるのも橋賀台幼稚園のよいところ
あい先生の話を何度か聞いているうちに「あ~、あい先生は本当に1人1人の『これから』を見据えながら接してくれているんだな~」と思うほど、素晴らしい先生だということがわかってきました。

そういった尊敬できる先生だったので、我が子が卒園式のためにどういった行動をすればいいか、紙に書き出したり(詳しくは→こちら)、卒園証書を授与する練習を自発的にするようになってからは、「あ~、年長さんってここまできちんとするんだ。本当に橋賀台幼稚園って、そしてあい先生ってありがたいな」としみじみ思うようになっていました。なので、卒園間近のお迎えであい先生とお話をした時、ついつい卒園式前なのにここまで育ててくださった感謝の気持ちがいっぱいになって、涙がでてしまったほどでした

それほど卒園間近になると、子供も急にちゃんとするようになり、親も橋賀台幼稚園や先生方への感謝の気持ちが高まるのです


そんなこんなで、「いよいよ最後」という日が今日来たのです。

その卒園式、かつてはじゃれあい、おしゃべりが多かった子供たちも、今回は「きちんとやりとげる」という自覚があるせいか、おしゃべりもなく、厳かな雰囲気で見事な卒園式でした。

「いつのことだか 思い出してごらん あんなこと、、、」で始まる「思い出のアルバム」という歌があるのですが、まさに卒園のためにある曲を歌っているときは、本当に感無量でした

またその歌詞が「橋賀台バージョン」になっていて、キャンプファイヤーや上野動物園に行ったことなど、まさに「橋賀台での思い出」を思い返す歌詞に変わっていて、さらに心がキュンとなりました。

そして、最後に「さようなら」の言葉。
小さな子供たちが、「さようなら(男の子)」「さようなら(女の子)」「さようなら(全員)」と大きな声で「さようなら」を声をあわせて発声したときは「あ~本当にさようならなんだな」と心が熱くなりました。

見事にやって遂げた子供たち、そして支えてくださった先生方に本当に感謝の気持ちが溢れました。

実はうちの次男が4月に入園をするので、これから更に2年お世話になるのです。だからこれで完全にお別れの親御さんに比べれば、大きなさ寂しさと言うのはなく、どちらかというと、感謝の気持ちの方が大きかったのですが、それにしても感動しました。


そして、最後に教室でのあい先生の言葉も素晴らしかった。。。

子供たち1人1人「いままでいつも言ってきたけど、いろいろなことがあっても、そこで立ち止まるのではなく、気持ちを切り替えてがんばると、また楽しくなったり元気になったりできたよね。そういった力がみんなの中にはあるんだよ」といったお話しや「先生には魔法のメガネがあるんだよ。だからみんなが小学校に行っても、ちゃんと元気にやっているかな?困ったりしていないかな?お友達と仲良くやっていないかな?とちゃんと見れるんです。みんなが小学生になっても先生は応援しているからね」といった言葉をかけてくれました。

あ~、本当に素晴らしい先生


そしてお帰りの時間。門を出るときに先生たちが花道に立って1人1人と声を交わしてくれました。(寒い中、2時間ぐらい立ちっぱなしだったと思いますが、本当にお疲れ様でした

そこで、初めて理事長先生とお話しする機会がありました。

理事長先生はまだ若くて恐らく30代後半から40代前半ぐらいの方。お子様も小学校低学年と聞いたことがあります。
しかし、いつもお話に愛情がこもっていて、しかもお話がとてもお上手で「理事長先生はどうしてこんなに子供のことがわかって、お話もすばらしいのだろう?どういった方なのだろう?」と思っていました。

それで、少しお話を聞いてみると、橋賀台幼稚園は昭和55年に出来たのですが、先代の理事長が今の理事長先生のお父さんだったそうです、

そしてその時から「園バスは無し」「お弁当もお母さんが作る」といった今の方針を作り、それを子供の今の理事長先生も守り続けている、ということだそうです。

理事長になられて12年ぐらいたっているそうですが「これも親御さんのみなさんのご理解とご協力、支えがあるからこそ続けてこれたのです。こんな方針の幼稚園もほとんど無いのに支えてくださって、本当に有難いことです」とおっしゃっていました。

そして、橋賀台幼稚園を運営している「学校法人金剛学園」は千葉市の桜林高校も運営していて、そこの理事長や校長もしているとのこと。いつもはそちらにいつもいるらしいです。

ホームページを見てみると、朝読書やきちんとした理念、海外へのステイなどもあって「お~、橋賀台幼稚園と同じく方針がきちんとある高校なんだろうな~」と思いました。

それにしてもなるほど、幼稚園、そして高校の両方を見つめてこられたから、あれほどしっかりしている理事長先生なんだな~ということも納得しました


理事長先生のあと、園長先生やひとみ先生、そしてあい先生と最後のお別れ
あい先生は、自分のお子様が年少さんにいて、運動会や発表会の時は、少しだけ「おかあさん」になっている姿も見せてくれていました。先生との両立は楽しくも苦しいこともあったでしょう。それでも愛情いっぱいにみんなに接してくれました。本当にありがとうございました


そしてそして、初めての集団生活に入り、初めての「お別れ」を体験した子供たち。
今までは「家族」が世界の中心であったのが、「幼稚園」という先生とお友達の集団へ世界を広げてきました。そこを脱皮するように一度お別れして次へすすまなくてはいけない。そういった寂しさを初めて体験した子供たち。

みんな「さみしい」という気持ちを持っているでしょうが、それはこれからのお友達への愛情や思いやりにつながることになるでしょう。

そして「がんばること」や「友達を大切にすること」を教えてもらったんだね。


最後に1人1人に幼稚園から配られたアルバムや卒園証書などの中に1つのCDが入っていました。

そこには、担任の先生のメッセージ、みんなの合唱、1人1人の小学生になって頑張りたいことと先生の一言、園長先生のお話し、理事長先生のお話が入っていました。

卒園式は厳かにきちんと行い、一方で、きちんと1人1人に「メッセージ」を残してくれたわけです。

私も幼稚園の頃の声が入っているカセットテープがあるのですが、CDのおかげでたっくさんのメッセージを頂けました。これから小学生に入るまでの間、あるいは何かあったとkには立ち帰れるCDになるかもしれませんね。

うちの子もしみじみCDを聞いていました。


思い出いっぱい、愛情いっぱいの橋賀台幼稚園でした。

本当に素晴らしい幼稚園でした。

うちの子供も、がんばったね。


そして春からは次男が入ります。

この2年間、大変お世話になりました、本当に有難うございました。
橋賀台幼稚園のような方針を持つ幼稚園があること自体、存在感謝をします。
本当に本当に有難うございました。

そしてこれからまた2年間、どうぞよろしくお願いします
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