半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

学びの場も選ぶ側も変化の時

2023年04月26日 | 朝取り野菜ボックスのお手紙

今週の朝採り野菜ボックスのお手紙です

 4月ももう少しで終わりですが、みなさん、新生活にそろそろ慣れてきた頃でしょうか?。私はというと英語の寺子屋の新期の教室が始まりました

この前まで小学6年生だった子達が新中学1年生になったわけで、「中学校はどう?」と聞くと「楽しいけど、先生がなんか変なんです」と、外れ感がでていました


 私は子供達に直接は言いませんが、実際には会社の上司と同じで先生にも当たり外れはあると思います。定年間近で淡々と授業を進めるだけの先生もいれば、言うことを聞かない子に厳しく聞く子や勉強が出来る子には優しいという先生など。特に子供によって態度を変える先生は大体嫌われます。保護者からのクレーム、授業以外の膨大な雑務など先生を取り囲む環境は大変で、その中で熱意を持ってやってくれている先生ならそれだけでも当たりだと思うのですが、思春期まっただ中の子供達はなかなか難しいのも事実。そういう意味で普通の先生なのだけど子供達が「合わない」と言う場合は、周りの大人が「でも良いところもある先生だよね」と上手くフォローしてあげる必要がありますよね。

 話を戻して、寺子屋の子供達に小学校での英語はどうだったかを聞いてみると「嫌いというわけじゃないけど、得意じゃない」とのこと。小学校ではペーパーテストというよりスピーチやスピーキングテストが中心だったそうなのですが、「英会話スクールに行ってたりアメリカに1年住んでいた子とかが上手に話しているのを見ていると差を感じる」というのが理由でした。今年の子供達の地域は7~8割の子が塾に行っているので、焦りもあるようです。4月で既に「勉強しなくちゃ」と意識が高いなので、こちらも上手く上昇気流へ乗せて上げたいと思いますが、部活が始まる時期でもあるので、あと1ヶ月ぐらいは生活リズムが整う事に一番意識を向けてサポートしていけたらと思います

 さて、まだ「良い大学を出て良い就職を」という親御さんが多い時代だと思いますが、教育業界はめまぐるしく変化しています。千葉県の公立高校の4割が定員割れ、大学は来年には全国の志願者総数が全大学の募集総数を下回る見込みだそうです。特に青田刈りに走る私立の約6割が推薦で入学する時代、つまり「どこでも良いなら誰でも入れちゃう」時代です。

こういった時代背景から、高校は普通科ではなく医療介護など専門職コースを新設しているところが増えていますし、水族館部が目玉で全国から魚好きを集める愛媛県の長浜高校、農漁村留学制度を持つ学校など授業以外で面白い学びが出来る特色ある学校も増えてきています。

大学も生き残りに必須で、国公立や早慶上理は競争が激しいものの、学習院や明治などGMARCHと呼ばれるところは大半が推薦ですが、あと10年も経たずに平均ぐらいに勉強が出来る子なら推薦も含め大体が入れる時代になるでしょう。つまりトップレベルを目指さないのであれば、青春時代のほぼ全てを受験勉強に充てる意義は何なのか?という事を真剣に考える時代が来ていると思います。

 今は大学も様々で、例えば岡山のど田舎にある美作大学は社会福祉士や管理栄養士の合格実績が№1でここ数年一気に人気が出てきていますし、ITに強い高専卒生は即戦力ということで企業から引く手あまた。国際性を高めるなら大分の立命館アジア太平洋大学や秋田の国際教養大学の知名度が上がってきています。

日本の大学で本当に学びになる学校や教授がいるところは少ないので、そういった所をピンポイントで狙わず名前だけで大学を選ぶなら、むしろ世界一周につれて行ったり海外留学したり、あるいはスモールビジネスをやらせてみたり、専門性を高める学校に行った方が将来の役に立つと思うのですが。

まあ、私のような変わり者の意見はさておき、子供達に勉強しろというならば、その大人が子供達以上に勉強をしている背中を見せれる社会であって欲しいな~と思います。

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