半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

房総一人旅② 移住者ネットワーク

2023年04月03日 | 農的体験・生活

2日目、旅館での朝ご飯も相変わらず美味しく、帰りになんと色紙をプレゼントしてくれました

ご主人が筆を少しやっていたそうで、チェックインの時に好きな字を書いて、と言われたのですが、こういったものになって出てきたわけです。

こんな旅館、なかなかないですよね~。さすが口コミ4.7という高得点の旅館でした

さて、2日目は昨年の自然薯掘りで出会ったもう1人の女性の移住者のところへ。2016年に移住したそうですが、それまではアラブの方でペルシャ用品の販売に携わっていたそう。その後、東京に呼ばれて働いたけど、東京生活が合わずアトピーとかにもなったそうで、それで移住して、今は可愛いワンちゃんと猫ちゃんと暮らしています。昨年はヤギちゃんが亡くなっちゃったそうですが、プチムツゴロウ王国みたいな感じでしたね~。

家の周りを案内してもらったのですが、例えばこの辺りは天水の田んぼなので、「雨水が溜まる6月にならないと田植えは出来ないんですよ」とのこと。「お~、昔は6月と言われていたけど、未だにそういった地区があるんだ」と私も興味津々。

また、「ここは毎年2ヶ月ぐらいホタルが飛び交うんですよ。天の川も本当に凄くてよいところですよ~」と、移住の醍醐味を語ってくれました。

ただ、古民家の寒さは私もよく知っていて、お伺いした母屋も廃屋のようになっていたのを毎年コツコツ修繕しながら暮らしているそうで、まだまだ手つかずのところも多いよう。

移住者仲間の大工さんに、崩れかけていた柱を取り替えてもらうために、今ではお目にかかれない立派な柱をジャッキアップしてつけてもらったり、台所を作ってもらったり、と改修は進んでいるようで、今年は補助金をもらって改築して秋には一人キャンプや農家民宿が出来るように準備をしているそう。

ただ「家では着込むのが当たり前で、ちょっと他所に出かけると断熱が効いていて暖かいので脱がなくてはいけなくて、その脱着が大変ですよね~」といった感じで、ほんと、冬は外気温と同じで寒そうでした。ただ、その分、自然と一体ですし、修繕していく楽しみもあるのが古い家で暮らす特徴ですよね。

そんな所に突然尋ねてきた同じ移住者がジビエの差し入れ。冷凍庫はパンパンでした

田んぼがあって畑があって、ジビエや鶏を飼って、釣りが出来たら、あるいはそういった仲間がいれば、食い物には困らないのが移住者の良い暮らしですよね

 

午後は昨日尋ねた釣りの先生が「丸太テーブル作りのワークショップやるから来ますか?」とお誘い頂いたので、途中から参加させて頂きました。

集まった人達も様々で、キャンプ場をやろうとしているとか丸太小屋を作ろうとしている方など面白そうな方々ばかり。BSのTV東京の取材も来ていました。

私はチェーンソーを使った事が無いのですが、その手さばきや精度が明らかに「これ、神業でしょ?」というのがわかるほど。例えば丸太を半分に割る技ですが、こんなの絶対ずれるはず。それがきれいにまっぷたつで、カンナ掛けみたいなのもチェーンソーで出来ちゃうんです

見学者のみなさんも「やり方はわかるけど、あのレベルではとても出来ない」と言っていました

終了間際まで見学させて頂いたのですが、昨日のリベンジのイカ釣りタイムが迫ってきたので、途中で退席させて頂き、釣りへ。ところが近場の釣具店が2つとも「今日はお休みなんです」とのこと

エギが無いから釣りが出来ない、という状態だったのですが、心残りもあり、持ってきたメバル用のワーム付きのしかけでちょこっとやりましたが、やっぱり釣れず。今回の旅の本命の1つの釣りは惨敗でした

まあ、それでも久々に移住者ネットワークの中に入り、刺激を受けました。私この道に入った頃、良く移住者がいるところに通っていましたが、みんな繋がってコミュニティーが出来ているんですよね。

そういった中で自分の技を磨いてみんなで支え合い、楽しみ合い、生きていっている。10年以上前のことですが、あの頃の記憶がよみがえってきました。そして今はあの頃よりもっと多くの人々が繋がっているんだろうな~、いいな~、という思いも。

私も近い将来、ちょっとした農村に家を構えてそういった暮らしをしたいな~、と密かに思っていたのですが、少しその気持ちが強くなりました

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