半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

暑い夏に思うこと

2020年08月18日 | 自分の時間

 いや~、暑いですね

 ここ数年、7月下旬から8月上旬はどうにも暑いとしか言い様のない暑さが続いています。

 今年は3月が暑く、6月も30℃を超える日があって、「このままいったら、夏はどうなるんだろう?」と思っていましたが、異常ともいえる長梅雨で、その暑い夏が来るのが遅かったのが、悪い面もありましたが、気温という意味では多少良い影響があったのでしょう。

 7月中旬から晴れ渡っていたら、今頃平均気温は更に高かった事を思うと、ぞっとします

 とはいえ、地球温暖化はストップしていませんし、何回か書いていますが、2030年までに地球の平均気温を産業革命からプラス2℃に上昇を抑えないと、2100年には北欧にしか人間は住めないというシナリオがあります。

そのためにあと1年ちょっとでCO2排出量をどれだけ減らせるかが勝負だ、という事が昨年の地球温暖化サミット前に叫ばれ、グレタさんを初めドイツを中心とした西欧諸国で大きなデモが続き、連日トップニュースで地球温暖化対策が叫ばれました。

 しかし、アメリカ、中国、日本を中心とした環境後進国はそういった大騒ぎの中でも普段と変わりが無い生活が送られ非難を浴びました。

 そしてコロナがきました。

 一部の学者からは未知なるウイルスが気温の上昇とともにさらに活発になって出てくると言われています。

 ということを考えると、もうネットやオンラインを中心とした仕事や生活にしよう、とか、マスクをして外出をしよう、というのは、単なる目先の話であって、根本的な対策ではないな~と思ってしまいます。

 ここまでくると、ほとんどの人が北に移住し、自給できるぐらいの畑をもって、なるべく物を使い捨てず、エネルギー消費を抑え、産業やお金に依存する生活からちょっと昔の自給自足の生活に変えるしかないんじゃないか、と思ってしまいます。

 といってもそんなことは一部の人だけあって、経済優先の社会を変えられるはずがありませんが。

 おかげさま農場の高柳さんとやっている「食と命の教室」には、昨年、今年と2年続けて女の子の大学生が来ていますが、彼女たちは私の学生時代と違って「環境問題」や「地域コミュニティー」といったものをまじめに学んでいます。

 私の学生時代とは全く意識が違うな~と感心します。 

 私はたまたま病気になれたので、都会生活、ビジネス優先、経済優先から離れて、成田の戻ってきてこんな生活をしていますが、私の世代は多くは家を買い、ローンを組んでいる会社を辞めたくても辞められない世代です。

 また、団塊世代や団塊ジュニア世代は、いわば「戦後の経済優先、消費社会」で育った世代です。

 実は、そんな世代は「戦後のたった70年ぐらい」の特別な期間だけ、というのが私の認識で、こういった生活スタイルが当たり前と思っているのは、この団塊世代と団塊ジュニア世代だけ、という自覚があります。

 だって、今の若者は定年という概念はないですし、もっと「仕事を得る」という事を目的的に学校選びをしていますし、社会問題についてもっと考えています。

 逆に言うと、団塊世代と団塊ジュニア世代は社会問題を考えることより経済を優先して考える思考パターンがついてしまっているし、生活習慣がそうなっちゃっているわけです。

 となると、こういった大人世代は、今の社会問題を解決する意識をもった世代ではない、という事になります。

 しかし、やっかいなのが、この世代が「数は力」で、一番人口ボリュームが多いのです。

 団塊世代の年金世代は、自分たちが保険代は年金代を若者から吸い上げて国家の財政を悪くさせている、という自覚を持っている人が少ないと思います。

 私からすれば、団塊世代や団塊ジュニア世代は「若者からの批判対象」という自覚があります。

 まず、「シルバーデモクラシー」という言葉があるとおり、人口ボリュームが多い団塊世代向けのシルバー優先政策を撤回する政党はありません。

 だから、団塊ジュニア世代である私は、将来、若者から「お前らを支えるために働いたお金が吸い上げられているんだぞ」といった批判を受けないよう、年金はもらえないことを前提にした方が良いし、何でもかんでも病院に行くような習慣は辞めた方が良いと思うのです。

 そして、きちんと社会問題や地球環境問題など考えている若者達のことを思うと、できれば次の世代に迷惑がかからないよう慎ましく生きて、次の世代が社会設計や経済社会の次の軸を考えてくれることを応援する側に回った方が良い気がします。

 そして子供達には、環境経済学、環境生物学などは必須科目として学んでもらって、人類を初め、生物がこれから100年、どうやって生き延びていくかを考える学問を経済学より優先して学べる環境を作る事が大事なのではないか、と思います。

 産業革命後、地球に二酸化炭素をばらまき、物を捨て続ける消費社会が作られてしまいました。

 しかし、もう限界、というのを若者は認識しています。

 そんな若者達、そしてこれから生まれてくる可愛い子供達の事を思えば、こんな地球にしてしまった我々人類に対しこれからくるであろうコロナ以外にもさらなるしっぺ返しに恐れを抱いているだけではいけません。

 なんとか、子孫が生き残れるよう、もちろん他の生物にもこれ以上迷惑の迷惑をかけないよう、大人は消費生活を慎み、自然に沿った生き方をしていくべきだと思います。

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