半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

言葉の力

2012年01月05日 | 自分の時間
昨日、正月休みの最終日、東京から帰ってきた昼下がり、2~3時間、本を読んで、今までのことを振り返り、今後のことを少し考えてみました。


この2年半、必死に働いていた仕事を辞め、神崎町の近くに移り住み、畑をやり、また有機野菜に触れる仕事をしながら過ごし、実家のある成田に戻り、そんな会社も辞め、、、と色々ありました。

振り返ると、色々なことがあった2年半だったと思います。ただ、それほど感慨深く無いのは、あまり考えず思うがままに生きてきたということと、年を取ったことによる記憶力の低下もあるんでしょうね


さて、今回読んだ本に話を戻します。
その本は「土から平和へーみんなで起こそう農レボリューション」という名前です。


かつて、私がこの道に足を入れるきっかけとなった本が「半農半Xの種を蒔く」という本だった、ということは最初の頃のブログに書きました。→コチラ

この本と、今回読んだ「土と平和へ」という本は、正直、構成も内容も同じで、ほとんど同じものと思っても良く、刺激は少ない内容でした。

ただ、改めて著者の塩見さんという方の「言葉をつむぐ力」「コンセプトを言葉で表す力」は、凄いな~、と思いました。


そして、今回、塩見さんが紹介していた言葉が、バーナード・ショーの

「人はすぐ状況のせいにしたがるけど、この世で成功するのは、立ち上がって自分の望む状況を探しに行く人、見つからなかったら作り出す人」

という言葉でした。

そして「起承転結の『起』は『己が走る』と書く」と塩見さんが補足をし、その人にあった行動をまずは起こすことの意義を説いていました。


ふむ、確かにその通り。


私の人生で影響を受けてきた人は、自分の望む状況を探しに行き、作り出すことができる人です。そして、そういった方は、多くを語るのではなく、1つの言葉に深みがある人です。そして、その言葉と生き方が一致している人です。

顕著な例が、CTIジャパンの代表の榎本さんや、鴨川自然王国の林さんです。


一方で、「パッと見は凄くないのに、自分の人生を自分で歩んでいる人」にもたくさんお会いしてきました。こういった方々に対しては、私は影響は受けはしなかったのですが、いつも「どうしてこういった人が、こんなに色々なことを出来るんだろう?こんなに多くの人と輪を作れるんだろう?」と不思議に思って来ました。


そして、ふと思ったのですが、結局、こういった方々は、「自分の人生をこう生きていこうというコンセプト」を持っていて、それが「人に伝わる、共感する言葉」としてつむげる人は影響力が自然と大きくなる。表すのが上手でない場合は、影響力はすぐには大きくないためカリスマにはならないかもしれないけど、やっぱり「自分の生き方のコンセプトを表す言葉」は持っているので、「自分の道を探し、あるいは創れる人」になっている気がしてきました。


そういう意味で、私はまだ言葉につむげるほど、コンセプトが明確になっていなかったんだと思います。あるいは、それまで想いが漠然としていて、昇華できていなかったんだと思います。

でも、自分も、意識が落ち着いていて、自分と心が一致している時は、往々にしてノートに色々書いていると、どんどんアイディアやコンセプトが生まれてきます。


書くことは瞑想すること。書くことは思いを練り上げること。

今年は、日常に流されず、毎日、自分の思考を言葉で表してみたいと思います。
意図して、言葉をつむぐことで、コンセプトがもっと明確になっていく気がしています

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