半農半X?土のある農的生活を求めて

「生きることは生活すること」をモットーに都会から田舎へ移り住み、農村の魅力を満喫しながら、日々、人生を楽しく耕しています

TPPって何?まあ、その前に農業の問題を整理してみよう④

2011年01月25日 | 自分の時間
③TPPでどうなるの?

 農業の問題を整理してみよう、と思って始めたものの、なんだか難しくてもっと勉強しなくちゃ、、、と思い始めた今日この頃です。。。

 さて、TPPの問題って何なんでしょうね?

 TPPに参加しないと世界における日本の競争力が著しく損なわれる、、、一方で、農業は大打撃を受ける。。。

 本当は何なのでしょうかね?

 私もわかりませんが、どこかのTVで「TPPといっても、日本にとってはほとんどアメリカが対象。TPPである必要はあんまりない」みたいなことを言っていた人がいました。

 そんなこんなでネットで調べていたら、一番辛口で面白い(!?)人がいました。
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/01/tpp_5.html

簡単にまとめると・・・
・TPPっていっても、結局はアメリカとの取り引きがメイン
 →参加意志があるアメリカと日本を入れたTPPのGDPシェアは、アメリカが7割、日本が2割強がほとんどで、あとの数%はオーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、、、などの寄せ集め。
 →ということは、結局アメリカとの取り引きの話
 →そもそもアメリカがTPPに参加意志表明をしなければここまでTPPは問題にならなかった
 →日本は既に、WTO加盟国だしAPECにも入っている。なんで入る必要があるのか?

・アメリカの関税は既に低く日本からの輸出は増えない。それより通貨の競争力の方が問題なのに起きざりにされている
 →ドルは未だに安いし、アメリカはもっと安くしたいと思っている
 →そもそもアメリカの自動車の関税はそんなに高くない
 →かつ、日本の主要産業の自動車産業は、アメリカでの新車販売台数の6~8割は現地法人で作っているから関税をとっぱらったからといって、日本からアメリカへの輸出は増えない
 →一方、アメリカは日本の関税をとっぱらってもらった上でドル安で輸出をどんどんこれからも増やしていきたいと思っている

・そもそも自国が損をすることをアメリカ(普通の国)はしない
 →そもそもアメリカは不況の真っ只中で、TPPに入ってアメリカは自国への輸入より輸出をして雇用を増やしたい
 →当然、日本がアメリカへの輸出を増やすことはほとんど出来ない
 →アメリカは、日本の関税を下げてとにかく輸出をふやしたいだけ(当たり前だけど)

・関税をとっぱらうということは、日本の第一次産業がやられるがままにされるということ
 →TPP参加国はアメリカを除くとほとんどが「牧畜・農業」などの第一次産業が主要な国。
 →工業製品の輸出がメインの日本は輸出は増えず、一次産業が主力産業のオーストラリア、ニュージーランド、そして当然穀物大国でもあるアメリカなどからの「肉・穀物などの農産物」が一気にやってくる
 →そもそも「国内自給率40%」しかない「開国された国」である日本が、さらに関税をなくしたら、酪農家や農家がやられるがままにされるだけ

 といったことが書いてあります。

 韓国やシンガポール、その他の国のように食料は「世界市場」に委ねて競争力の無いものは捨てて輸入する、という方向に日本は転換するべきなのでしょうかね?

 私は嫌ですけどね。。。

 安心・安全なものが入ってくるのか?といった根本的なところが一番怖いところですし、また個人的に農業を守るということは「日本の文化」を守ること、と思っているので。。。

 もし、輸入物がたっくさん増えたら、私達の食卓には安心安全な農産物がきちんと乗っかるんでしょうか?(続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

人気ブログランキングへ

人気ブログランキングへ