何だか郵便がおかしい。僅か二か月の間に、送られた郵便が届かないことが一度市内なのに届くのに四日も掛かったことが一度あった。届かない方は住所が間違っていた可能性もゼロではないが郵パックにしたら届いたので、本当に発送してくれていたのなら行方不明になったと思われる。市内の方は休日を挟んだせいかもしれないが、それにしても遅い。
今のところ電車の遅れはないが、色々切り詰めると事故や遅れが出てくるのではないかと心配している。日本ほど電車が時間通りに動く国はないと聞く、それは支えるシステムと国民性の賜物と思われるが、人手不足やシステム維持更新不備が出てくれば今まで通りにいかなくなるのではないかと心配になる。郵便は電子通信の進歩普及で利用が減り縮小してゆく事業だが、質が低下しては困る。
河野太郎デジタル庁大臣は孤軍奮闘しているが、デジタル化は遅々として進まず、掛け声ばかりだ居直りだと非難を一手に浴びている。勿論、河野太郎氏の手法にも問題はあろうが、遅々として進まない問題の根は深い。まず、伝達決済システムがつぎ足し改善で複雑化し、しかも全国規模となると途轍もなく縺れ絡み合っているのだ。とても上からの掛け声だけでは変えられない。次に実は日本人は小手先の修正は得意でも根本的本格的な改革が苦手で嫌いなために進まない側面があると思う。
岸田首相の人気が凋落しているが、では誰がどうすればよいのかと政治評論家は批判の尻馬に乗ることなく国民に問い返さねばならないと思う。批判は建設的でなければ足を引っ張るだけに終わる。優れた大局観と優先順位を見極める能力がないと停滞を打破できないと診断する。