日本の政治家(おそらく与党の)は選挙のことしか考えていないと米国生まれの資産家が指摘している。どの国の政治家も多かれ少なかれ選挙のことを考えて行動していると思うのだが、世界に目を配り資産を形成してきた人の眼には日本の政治家は極端と映るらしい。
日本の政治家は選挙を左右する人気に敏感だから、苦情や不満に対応しようとする。結果、小手先の微調整と現場を知らない指示が生まれる。細かいところを気にする人や掛け声を評価する人が多いのでそれなりの印象効果を生み出して選挙には有利に働くらしい。そうすると末端の現場は複雑な手続きと木に竹を接ぐ方針で滞ってしまう。
信長、秀吉、家康を持ち出すのは飛躍し過ぎかもしれないが、日本史千年この三人ほど能力個性の秀でたリーダーは居ないように思う。この三人だったらどうすると、危うい平成の世に考えるのは役に立つ気がする。