駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

どこが違うのだろう

2011年03月24日 | 

 久しぶりに郊外にできたイタリアンに行ってきた。カメラを忘れ写真はないので残念だが、裏山をうまく借景に使った庭が素晴らしく開放感に溢れている。十五、六名で一杯の狭い店なのだが、どの席からも広い窓から庭が見渡せる。庭には五目の雑木というか、落葉樹に常緑樹が混じり、花の咲く木が何本か植えられている。今日は木蓮と椿と思われる花が紅白と対照的に彩りを添えていた。

 料理は10点満点で7点くらい(スパゲッティよりもピザが旨い)。まあ値段を加味すれば7.5点をあげてもいいといったところなのだが、七台の駐車場が満員で5,6分待たされた。開業一年くらいなのだが盛業のようで、夫婦二人だったのがフロアーに若い女の子が一人増えていた。開業したての頃はさほど混んでおらず、帰りにはシェフが挨拶に出てきたのだが、今日は手が離せない様子でマダムの笑顔だけであった。車でないと来られない不便な場所なのだが、たかだか二十分のドライブが遠出感を与え、素晴らしい庭が高級感を演出して人気が出ているのだろう。

 職種は違っても、お客さん相手の仕事をしているので、盛業の店はどこが違うのかなと、ちょっと気になる。この店は庭の効果が大きいというのが家内のご託宣である。確かにそうかもしれん。しかし、はて医院で庭がどれくらい集患者効果があるものだろうか?

 

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