昨日、十五年ぶりに釣りに行ってきた。せっかくの夏休みだが、コロナでどこにも行けない。K氏は毎日が日曜日なので久しぶりに釣りにでもということになった。釣り道具は安い出来合いのもので、一万円以下で二組揃い、飲みに行ったと思えば安いものだ。インターネットで調べ、車で小一時間の浜まで行ってきた。本当は投げ釣りの方がよいのだが、ウキを眺めているのが好きでウキ釣りをした。潮が良くなかったのか一匹しか釣れなかったが、のんびりとウキを眺めて楽しかった。
釣りは子供のころから折に触れてやってきた。子供達とも何度か行った。本格的な釣り師ではなく、アユの友釣りや外洋での大物釣りはやったことがない。釣り紀行も好みの読み物で、開高健や野田知佑を読んできたが、嚆矢は先代の三遊亭金馬だ。三人の中で一番の釣り好きで王道を行っている。自分は年に数回の釣り師で有段者まではいかなかったたが、それなりに仕掛けや餌に凝る質で金馬は参考になった。
釣りの良さを説明するのは難しい。年に三四回の釣り師だったが釣りの良さ楽しさはわかっている気がする。囲碁将棋絵合唱・・などの趣味と違いのめり込まなくても良さがわかる遊びだと思う。何といっても楽しい思い出に彩られている。
