今日は台風の影響で曇り小雨が降っている。雨の八月十五日は殆ど記憶にない。雨の中にも微かに蝉の声が聞こえ蒸し暑いので八月だと分かる。戦後直ぐ生まれたので、戦後の落ち着かない街のざわめきには記憶があっても、戦争の記憶は無い。満州、中支と4年も戦争に行った父は満州の寒さ以外、戦争のことは何も話さなかった。あれだけ昔の話をしてくれた父の欠落する4年間、話したくないこと思い出したくないことが多かったのだろう。親の記憶は子にそして孫までは何とか伝わっても、曾孫までは難しい。それはもう教科書の歴史になってしまう。
こうしてブログに八月十五日と書く人はどんどん減って行くだろうが、戦争を考える日として残って欲しい。何があったかを忘れるわけにはいかない。人間が何をしでかすか憶えておかないと、何をしでかすか分からない。
柳居子さんとは私よりも旧いお付き合いでいらっしゃいましたね。うっかりしてまして失礼しました。あしからず