駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

CHONが握る鍵

2019年05月18日 | 世界

        

 

 地球温暖化がだんだん忘れられていくようで気がかりだ。トランプを筆頭に自分の都合の良いように事実を曲げたり脚色して違う印象を与えようとする政治家が蔓延っている。政治とはそういうものと言われてしまうと返答が難しいのだが。五十年後の孫まではともかく二十五年後の子供の時代までを考えているかどうかが、政治判断優劣の分かれ目と思う。トランプ安倍系統はせいぜい二、三年先のことしか頭にないように見える。消費税延期、衆参同時選挙は高々二か月先のことだが、うんともすんとも言わないのが安倍式である。漢字は読めなくても憲法歴史に疎くても、政治策略においては抜きんでた才能を持っておられるのだ。そしてそれがしばしば有効なのが政治の世界らしい。

 CHONというのは炭素水素酸素窒素のことなのだが、これをうまく科学的に副作用なく利用することが、人類が生き延びる重要な科学的課題だと見ている。がんの免疫療法も悪くはないが、それよりも物理化学、なかんずく化学の研究に力を入れる必要があると思う。CO2を固定利用し尽くすエネルギー獲得法、プラスチック再利用など、人類が生き延びてゆくための研究費は十分か、有能な人材が研究しやすい環境は整っているだろうか。政治家はそういうことにも頭を使ってほしい。

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