駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

倍賞千恵子を聞く

2009年01月18日 | 身辺記
 倍賞千恵子の歌声が好きで時々聞いている。学生時代ラジオから流れる下町の太陽を聞いて、一発でその声の虜になった。とは言ってもコンサートなどに行ったことはなく、歌っている姿を見たことはない。映像はさくらで有名な寅さんシリーズで観ているが、全編をきちんと見たのは三作ほどだ。ああ、そこに居るなという感じで、歌ほど惹き付けられるものを感じなかった。
 碌に観ても居ないのに会心の画像がないというと顰蹙を買うだろうが、恋心を匕首に妖しげたおやかに、世に棲む女を演じて欲しかった。ラブレターなどを聞いていると、さくらと違う一面を持っているのが分かるからだ。
 まあファンといってもあまり私生活や幅広い活躍を知らず気に入った所だけを愛でる傾向があるのだが、何よりも声質が好きなのだ。べとつかずそれで居て情緒あふれる歌い方が好きだ。
 きっと私の他にも秘かに賠償千恵子の歌声ファンが居るだろう。まあこうして、勝手なことを書けば少し年上で姉格の彼女に窘められそうな気がする。そうした感じもまた好きな理由の一つなのかもしれない。
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