駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ギャンブル依存症の闇

2024年04月01日 | 潜望鏡
          

 ギャンブル依存症というものをよく理解できない。そうした人を知らないから理解できないのかもしれない。周りに居たかもしれないが、気が付かなかった。
 学生の頃に点一とか点二とか賭けとは言えないほどの額の賭けマージャンを二年ばかりやった。馬券も友人を通して数回買ったことがあるが、競輪や競艇は知らない。海外のカジノで数回ブラックジャックの経験があるが、賭け金総額十万円くらいで損得はトントンだ。大体やる前から掛け金は二万円までと決めていたから大損のしようがない。百万二百万もの金額を賭ける度胸はない。
 一体どういう心理状態で巨額を賭けるのだろう。取り返そうとして深みに嵌まる心境は少しわかる気がするが、儲かるのは胴元と僅か2%の人達だけだ。よく聞くのは掛け金が五倍十倍に増えてもそこで止められないという話だ。私などは二倍になれば喜んで止めてしまうのだが。
 おそらくギャンブル依存症の人は賭けるというスリルに快感を感じる人達なのだろう。日本には今のところカジノがない。ないと言うのが一番のギャンブル依存症の治療と思う。何故大阪にカジノを作ろうとしているのか、タバコで儲からなくなったから税収が減ったからその代わりにという悪知恵を働かせる人達が居るのだ。
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