駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

正義の危うさ

2010年02月06日 | 小考
 つい5年前、小泉元首相をワンフレーズポリティックスと非難したマスコミが同じ轍を踏んでいる。否それ以下かも知れない。監視者が監視業務を放棄しているのだから。 
 正義が危ういと書けば正しいことがなぜ悪いと単純に思われる方もおられるだろう。なぜ危ういか、それは正義は刃だからだ。
 正しいことは良いことのはずだが、恐ろしいことに正義は人を切り捨てるのに使われる。100%悪の人は希有だし、100%善の人は居ないような気がする。思考停止で悪のレッテル張りの斉唱は恐ろしい。歴史を紐解けば、正義の名で振り回された刃は数知れない。
 モンゴルの正義は朝青龍を守るだろう。不当な排斥だと怒りの声が上がっている。日本の正義と相見えれば不測の事態を招きかねない。
 冷静に様々な視点から考慮し、論理的に問題の帰結点を探って行かねば墓穴に落ちるだろう。いつか来た道は御免だ。
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2 コメント

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危ない、危ない (cake)
2010-02-06 11:31:45
arz2beeさん、マスコミの手法に乗らない方が良いかも知れません。モンゴルでのお兄さんの話も、センセーショナルな部分だけ、マスコミは伝えています。その話の前にきちんと弟は沢山の人に支えられて横綱にして貰ったとお礼も述べているようですよ。
他人の不幸や騒ぎで儲けているマスコミですから、こんなに簡単に引退されてしまって、拍子抜けしているのでしょう。問題を起こしたいのは、マスコミの方かも知れません。
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信頼できないなあ (arz2bee)
2010-02-06 12:14:35
 朝青龍、一体何があったのかうやむやの内にマスコミによって悪者にされた感じが残ります。土俵は淋しくなりますよ。
 長嶋茂雄が一茂を後楽園に置き忘れたことがありました。長島はさすがミスター、朝青龍ならXXXでしょうね。
 朝青龍は十年一日で急に今の性格になった訳ではありません。どうも煽り立てるマスコミは信頼できないなあ。
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