駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

夏こそ自作カレー

2008年07月04日 | 旨い物
 月に一度は料理を作る。というのは友人(趣味)の集まりでコックを仰せつかっているからだ。志願して実力を認められ正コックとなったという方がが正確か。10年以上続いているが、レパートリに困ることはない。あまり手の込んだもの作らないが、和洋中何でもできる。特に習ったわけではないが、レシペを読めば初めてでも作ることができ、評判は良い(食事を楽しみにしている参加者も多い)ので才能があると思う。才能といっても単に食いしん坊でちょっと器用なだけだが。
 夏にカレーを一、二回作る。イチローも母親のカレーが一番うまいと言っているが、カレーはプロに負けない。
 いわゆる評判の店はスパイシー派とドミグラ高級食材派の両極が多く、旨いと思っても通いつめる店にはまだ出会っていない。好みの問題といえばそれまでだが、日本人なのでスパイシーといっても「こく」がないのはもの足りず、「こく」といってもあんまり高級素材で「こってり、まったり」はおいしくても、お代わりの声が出ない。カレーは700-1000円くらいで旨いというのが本筋と思っている。自作はだいたい一人前300円くらいでできる。
 決めつけると、カレー通を自負する人は多いので異論があるとは思うが、香りはもちろんだが、ほのかな甘み僅かな酸味に、大事なのがかすかな苦み、これが私の秘密で、これが効いてお代わりの手が出てくる。何でそれを出すか、それは試行錯誤で見つけるのが面白い。公開してはつまりません。
 夏の日差しの下、額に汗しながら自作カレーを食う。最高!
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