駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

遙か係累を離れて

2015年12月26日 | 身辺記

             

 昨日は年内最後の忘年会を五十年来の趣味の仲間と開いた。例年27日頃にやっているのだが、今年は暦の関係で25日になった。64歳から77歳までの七人、仕事も家族も関係なく、タイ料理に舌鼓を打った。

 やがて二十年の集い、私以外はこの土地で生まれこの土地で育った人達だ。縁あって、月に一度集まり飯を食ったり、作業をしたり、あれこれ話をしたり、二年に一回ほど海外遠征にも出掛けている。高齢者が殆どなので、いつまでメンバーが欠けず元気で居られるか分からないので、これからは年一回海外遠征したいと話し合っている。

 私以外は医療に全く関係なく、時に病気や医療のことが話題になっても、部外者の視点だから身につまされることはなく、気楽に話せる。とにかく、仕事と家族から離れて、ああでもないこうでもないと話せる時間は楽しく心休まる。

 私も医療関係の情報は掛け値なく伝えるのだが、異業種の人達の呉れる情報には目から鱗が取れ、へー成る程というものが多い。それと所謂地元の情報も貴重だ。もう三十年以上この地に住んで居るのだが、本当の地元のことは、土地で生まれ育った人には敵わない。これも、ええそうなんだと聞くことが多い。

 しかし、どうもとばっちりかも知れんがNTTはたちが悪い。関連会社だかなんだか知らないが電話書類攻勢で、困っていると話したら、全部相手にするなと教えられた。その他にも、こうすると得だと言うことも教えられた。なんだかなあ、よく分かっていない人間をセールストークで悩ませるのは止めて欲しい。

 これはたまたま実益もある話だが、それよりも何よりも、しがらみがなく忌憚のない話が出来る仲間は貴重だ。骨が休まる。

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