駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

高齢者の繰り言か?

2016年12月01日 | 世の中

     

 果たして今の季節に小糠雨という表現が相応しいか疑問もあるが、今朝は正に小糠雨で雨が煙っていた。

  十年一昔と言うが二十年というのは二昔と言うことになり、世代のギャップを感じてしまう。

 若い医師会の理事(アラウンドフィフティ)と話す機会があったのだが、その現実的というか現状追認的な考え方に驚いてしまった。トランプアレルギーもなく、トランプは実は賢明で色々深く考えていて、来年は株が上がりますよと、囁いてくれた。そうかねと聞きながら、大して株を買う資金もない私は内心首を傾げてしまった。トランプ出現で世の中がどうなって行くのか予想しがたいが、私などには理想や人道とは無縁そうで、些か品性に問題のありそうな人物像から、万一株が上がっても長続きせず、不安定な世の中になりそうに思えてしまう。

 森さんには利権が絡んでいますから、小池さんは勝てませんよと聞かされても、それって良いことではないんじゃないのという感想しか浮かんでこない。

 現実的現状追認的なのも良いけれど、二十歳の頃からとしたら、どうも幅が狭いんではないだろうかと余計なお世話ながら気になった。

 内向き保身的な流れに、何だか理想や夢が足りないと、微かにではあるが学生運動の洗礼を受けた私は感じてしまう。どうも年寄りの繰り言のようになってしまった。勿論、人様々革新的な五十歳も居られるだろうが。

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