駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

薬が足りない

2024年07月27日 | 医療
          

 またコロナが流行し始めたせいか、咳止めが品不足になっている。いくつか種類があるから、いつもとは違う薬を処方しているが使い慣れない薬は使い心地が分からずやりにくい。何十年前からある薬なので製造は簡単なはずだが、利の薄い薬なので在庫を貯めないようにギリギリの生産量でやっているのだろう。 
 無くても命に関わることはなさそう?だが、迷惑するのは患者さんで治療する側としては申し訳なく不全感がぬぐえない。
 需要の予測はもう十一波なのでかなり正確にできるはずだ。患者さんに皺寄せが行かないよう知恵を絞って欲しい。
 それにしても、八月は暇としてきたものだが新型コロナで変わった。医療関係だけでなく世の中が変わった。二十一世紀のペストと言っても大袈裟ではない気がする。
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