駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

水害と思えば風害

2019年09月14日 | 小考

      


 台風15号は正確に規模と進路が予想されていたから、迂闊に被害は少なくて済んだだろうと発言してしまったが、風による電柱被害が大きく停電が未だに復旧しないところがある。どうも分かっていても中々被害を減らすことは難しいことも多いようだ。殊に強風に対する急遽の対策となると名案もないらしい。

 現実的には停電を防ぐよりは停電に備える方がやりやすいのかも知れない。唯、発電機と行っても、各家庭に備えるのは難しいし、何日分もとなるとそれだけの規模のものは用意しにくい。報道で目にしないが太陽光発電はどういう状況なのか知りたい。太陽光発電が機能すれば電灯やテレビラジオ程度は賄えるはずだ。上手く使えばエアコンも動くかも知れない。

 いつも被害が出て初めて対策に動き出す傾向があるが、普段から災害対策に手を打つのはなぜ難しいのだろう。何時も起きてから対策が講じられているような気がする。それこそ国民がみんなで考えねばなるまい。

 倒れた電柱の老朽化が指摘されているが、電柱に限らず橋、トンネルや堤防など数限りなく老朽化に対する対策が必要な箇所はあるはずだ。リニア新幹線など作っている場合かと思う。どうして今リニア新幹線が必要か政治家に聞きたい。もっともらしい御託を並らべられても、なるほどとは思わない。美しい強靭な国土を守る作ると言われれば、反対できる人は極く僅かなものだ。何がどうやって誰が費用はいくらかと内容をつまびらかにしなければ、本当の議論はできない。都合の悪い事実を言葉でまやかされては堪らない。

  他人の痛みをわが身の痛みに感じるのは容易なことではないのかもしれない?。

コメント
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