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「売り込まずに売れる方法」16:家に対する価値観を聞く

2024年10月08日 | 安定受注
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こんにちは、若松です。
 
私が何を言いたいか?
それは、バランス(固定概念)というものを一旦置いておくということです。
通常、標準プランは、広さとグレードとデザイン性と間仕切りの数を、
予算にあったバランスで構成されています。
 
しかし、家に対する価値観は人それぞれです。
質にこだわる人、デザインが気になる人、広い家が欲しい人などいろいろ。
ですから、バランスの良い家を考えないことです。
 
そうではなく、4つの要素の、どれを優先しているか?
その重要度は?
優先順位とそれぞれの重要度を、お客さんに決めてもらってください。
 
その答えが、その人の家に対する価値観です。
 
でも、その価値観ではなくて、業界の常識で考えるから夢が聞けないんです。
また、最大限の夢をかなえていたら予算オーバーします。
それで、夢を聞かないと言う人もいます。
 
しかし、夢をかなえてあげられないということは絶対にありません。
なぜなら、予算の中から、夢にかかる費用を先に取り分けるからです。
そして、残った予算で、他を考えるからです。
これなら、できますよね。
 
広さにこだわるなら、極端な話、体育館のような家でもいいと私は思っています。
部屋が一つしかなくても、それで、その人の夢を叶えることができるなら。
また、キッチンやお風呂がなくてもいいと思っています。
 
でも、
「いくらなんでもキッチンがないのは・・・」
と、あなたは思うかもしれません。
 
でも、それは相手が決めることです。
 
「部屋が一つでは困るだろう」
と、あなたは思うかもしれませんが、それでも良いと言うかもしれません。
そのプランを受け入れるかどうか、それは相手が決めることなんです。
 
さて、この業界の思考回路は足し算ですよね。
『積算』です。
「木工事○○円、水道工事○○円、電気工事○○円・・・」
と全てを足していきます。
そして、それに自分の利益を足したものが商品価格になるわけです。
 
でも、他の業界は違います。
 
まず、お客さんが買うであろう価格、納得するであろう価格が先にあります。
そこから、利益を差し引きます。
そして、その残った予算で商品を作ります。
 
限られた予算ですから、あれもこれもかなえることはできません。
ですから、特別インパクトのあるものを1つ。
次に、もうひとつ特徴を付けくわえます。
そして、あとは最低限の仕様です。
このように、商品価格から減らしながら作っていくんです。
 
家づくりも減算方式で考えてもいいんじゃないですか。
予算の中から、一番に「夢」の予算を取り分けます。
 
これならできるでしょ?
 
以前紹介した天体観測所を作った例。
あれは極端な例です。
でも、ああいうスタイルの家づくりは、絶対にマネできません。
同業他社は、そんな極端なことができないからです。
 
夢をかなえてあげれば、当然、満足度は上がります。
だって、本人だってそれができると思っていないし、無理だと思っているんです。
そこで、あなたは、
「それだけは絶対に叶えてあげます」
と、最初に力強く言ってあげるんです。
 
問題は、奥さんを説得することです。
それさえできたら大丈夫です。
 
それから、予算について大事なことが、もうひとつあります。
予算配分で一番大事なのは「夢」と言いましたが、それより重要な事があります。
それは、あなたの「利益」です。
利益は一番ですからね(笑)。
 
しかし、予算は利益込みで考えますよね。
建物本体価格を考えるとき、あなたの利益も入っていませんか?
 
しかし、打ち合わせ時は利益を除いて考えます。
利益は建築予算から省いて考えるんです。
これなら、利益を削ることがありませんね。
自分の利益を確保しながら、夢も実現できます。
 
 
では、また。
 
 
 
 
 
 
追伸 「困難」
私の同報である困難は、偉大さの乳母です。
厳しい乳母で、里子を厳しさで鍛え、力強く、強健な体にしあげてくれるのです。
 
困難・・・なくなりませんね。
誰でも、多かれ少なかれ、困難はどんどんやってきます。
 
そして普通の人は、困難がやってくるたびに
「もうこんな思いはしたくない。
 今度こそはもうこんな問題が起こらないよね。」
ってつぶやきます。
 
でも結局は同じような困難がやってきて
「こんなはずじゃなかったのに・・・」
と嘆くのです。
 
幸運と同じく、困難も、それをどう受け止めるかで、同じ困難でも全く違ったものになります。
 
困難は、自分を鍛えて成長させてくれる乳母、コーチだ、ウェルカム困難!
と言えたらどうでしょう。
気持ちよくありませんか?
 
「ウェルカム困難!」
お互い、いつも心の中で叫ぶようにしましょう。
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   アーキプロジェクト株式会社 代表取締役 若松敏弘
 
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発行責任者:若松敏弘
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