工務店通信 ~住まいの結婚相談所

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なぜ過去の話を聞かなければいけないか?

2014年05月27日 | 安定受注

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こんにちは、若松です。



前回は、話をよく聞くことが重要、と言う話でした。

相手に純粋な関心を示し、相手の益を優先させる。

そうすれば、選ばれる工務店になれます。

 

さて、

今日は「住まいの結婚相談所」の接客について話します。


見込み客が本当に望んでいる家を知るポイントは2つ。

見込み客と初めて会った時、建物の話をしないこと。

そして、現在から家が建つまでの間の話をしないこと。


家づくりをスタートしてから今日までの話。

また、新居でどういう生活をしたいか。

要するに、過去と未来をじっくり聞くことです。

そうすれば、その人自身も意識していない理想のプランが見えてきます。


過去を聞き出すには、

 「そもそも、本気で家づくりを始めたのはいつのことですか?」

 「本気になった理由は何ですか?」

この質問だけでも、いろんなことがわかります。


例えば、スタート地点がわかると、その人の知識量が分かりますよね。

1ヶ月前の人と、1年前の人では全然違います。


また、本気になった理由が分かれば、いつまでに完成させたいかが予測ができます。

子どもが小学校に上がるまでにと言う理由なら、それがリミットですよね。


でも多くの人は、現在から家が建つまでの話を一生懸命しています。

A社もB社もC社も同じ。

だから、出てくる提案は同じようなものになると思いませんか?

もし、同じような提案なら、素人はどうやって判断するでしょう。

もちろん、判断材料は価格になりますよね。

だから、過去の話をきくわけです。


さて、

過去の話はどのように聞けばいいか?

まず、本気になったのがいつで、その理由は何なのか。

その次は、

 「まず何をしましたか?」

と、取った行動を聞きます。

 総合展示場へ行きました。

 友達に聞いた。

 インターネットで調べた。

答えはいろいろでしょう。


なお、この質問は次の2つの質問とセットです。

 「何故、そうしようと思ったのか?」

 「その結果どうだったか?」


例えば、展示場へ行ったと言う場合。

なぜ展示場へ行こうと思ったか?

 展示場へ行った感想は?

 良かった、悪かった、よく分からなかった。

このどれかでしょう。

もし、悪かったと言うのであれば、そこは競合になりませんね。

逆に、良かったという感想の場合は、さらに、

 「今はどうですか?」

と質問します。

好意的、鬱陶しく思っている、進展なし。

それによって、ライバルになるかどうかが分かるわけです。


また、見学会に行ったと言う場合もあるでしょう。

 「何故その見学会に行こうと思ったか?」

どんな点に興味を引かれたかを聞くんです。

そして、見学会に行った感想を聞きます。


もし、良かったのであれば、

 「具体的にはどういうところが良かったんでしょうか?」

このように聞いていけば、相手の頭の中が見えてきます。


素人は、分からないからあっちこっち行くんです。

それを詳しく聞いていくと、その人が目指そうとしている行き先が見えてくるんです。

そして、その人の価値観も分かってきます。

後は、それを考慮してプラン提案すればいいんです。


だから、過去の話を聞くというのは非常に重要なこと。

同業者はだれも過去を聞いていないので、今日から取り組んでくださいね。

 



では、また。





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