あられの日記

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愛宕神社には出世の階段がある

2017年10月04日 05時43分47秒 | 神社・仏閣
2017.9.24訪問。
出世の階段って知ってます?本当にあるのです。
「時は寛永11年。三代将軍徳川家光公が、芝増上寺ご参詣の帰り道、神社に咲き誇る源平の梅の馥郁たる香りに誘われて山頂を見上げて「誰か騎馬にてあの梅を取って参れ」と命じられました。しかし目前には急勾配な石段があり、歩いて上り下りするにも一苦労。馬での上下など、とてもとても…と家臣たちは皆一様に下をムグばかり。
誰一人名乗り出る者はおりません。家光公のご機嫌が損なわれそうなその時!一人の武士が愛馬の手綱を取り果敢にも石段を上り始めました。
「あの者は誰じゃ?」と近習の臣に家光公からお尋ねがあっても誰も答える者はおりません。そのうちに平九郎は無事に山の上にたどり着き愛宕様に「国家安泰」「武運長久」を祈り、梅の枝を手折って降りてきました。
早速家光公にその梅を献上すると「そちの名は?」「四国丸亀藩の家臣、曲垣平九郎にございます」「この泰平の世に馬術の稽古怠りなきこと、まことにあっぱれ。日本一の馬術の名人である」と褒め称えられました。
一夜にして平九郎の名は全国に轟き出世した故事にちなみ「出世の階段」と呼ばれるようになり、現代においても多くの皆様にご信仰をいただいております。」説明板より。

これが出世の階段です。これを馬で上がったんだよ?馬も凄いが、騎手の曲垣平九郎も尋常じゃないよね。馬が階段を踏み外したら騎手も落ちる。この角度では死ぬ。それを想像して自分の馬術を信じて階段を上がれるか??躊躇するのが普通だよね?だから曲垣平九郎は登る前に名乗りを上げなかったのかな?と。想像を巡らせてみた。

ちなみに、急角度の出世の階段を登りたくない人のために、角度の緩い女坂があります。上の画像の右手にあるのがそれ。

ちなみに、階段の上から見下ろしてみるとこんな感じ。シャレになりませんわ〜〜。
ちなみに、階段を上がると、こんな顔出し看板がありました。
 
まずは参拝。



ところで、曲垣平九郎が手折り、徳川家光に献上した源平の梅の木がなんと現存してました。

社殿の左にあります。訪問したのは9月29日。花が咲いてないので、見落としがち。訪問したら忘れずに眺めましょう〜。

出世の階段を上がった先に、池がありました。階段を見て池を見ると不思議な気持ちになります。だって、階段までの距離が近いんだもの。
境内にはキンモクセイの香りが漂っていて。探したら見頃だった。
あと、こんなものが境内に立ってました。
あ。御由緒の説明板発見:愛宕神社
主祭神:火産霊命(火の神) 罔象女命(水の神) 大山祇命(山の神) 日本武尊(武徳の神)
祭日:大祭9月23日・24日(出世の石段祭り・隔年) 中祭6月23日・24日(千日詣り・ほおずき縁日) 小祭各月24日(月次祭) 
*訪問日は9月24日だったので、石段に提灯が下がってたのかも?でも祭の雰囲気がなかったので、今年は大祭のない年だったのかも?
当社は徳川家康公が江戸に幕府を開くにあたり江戸の防火防災の守り神として将軍の命を受け創建されました。
幕府の崇敬篤く御社殿を始め仁王門、坂下総門などを寄進され、祭礼などでもその都度下附金の拝領を得ておりました。
また、徳川家康公のご持仏「勝軍地蔵菩薩」(行基作)も特別に祀られております。(非公開)
江戸大火災・関東大震災・東京大空襲の度に消失しましたが、現存のご社殿は昭和33年に再建されました。
万延元年には水戸の浪士がご神前にて祈念ののち、桜田門へ出向き大老井伊直弼を討ち、その目的を果たした世にいう「桜田門外の変」の集合場所でもありました。
海抜26メートルは都内随一の高さを誇り、桜と見晴らしの名所として江戸庶民に愛され数多くの浮世絵にもその姿を残しています。
明治元年には勝海舟が西郷隆盛を誘い山上で江戸市中を見回しながら会談し、江戸城無血開城へと導きました。
鉄道唱歌にもその名が残り春は桜、夏の蝉しぐれ、秋の紅葉、そして冬景色と四季折々の顔を持つ風光明媚な愛宕山として大変貴重な存在となっております。
ほおずき市・羽子板市は浅草の市の先駆け、発祥の地として江戸時代の書「東都歳事記」にもその賑わいは記され、現在は六月の千日詣り、羽子板絵馬にその名残をとどめています。」
ちなみに、さも出世の階段を上ったように書きましたが、実は私、階段を上がってません。この日は朝代々木公園のナマステ・インディア→お台場でユニコーンガンダム像&TOYOTA2000GT見物をして、愛宕神社さんに着く頃には疲れてました。だから、NHK放送博物館のエレベーターで上がったんですわ。帰り道、いくらなんでも出世の階段を降りたくなかったので、女坂を降りました。計画を立てた当初は土曜日に訪問するつもりだったけど、土曜は天候が悪く実際は日曜の訪問になりました。愛宕神社さんから近い和菓子屋さんの新生堂さんで和菓子の出世の階段を買う予定でしたが、新生堂さんは日曜がお休みだったのです。この後、虎ノ門ヒルズへ。

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