あられの日記

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大塚の天祖神社の縁結びの大イチョウ

2017年12月20日 06時29分38秒 | 巨木・古木・ご神木・盆栽
今回の大イチョウ巡りは去年の今の時期必見の「東京の紅葉案内」(2016.11/17)の記事 昭和記念公園で開催されてた写真展の開場に貼ってあった表を参考にまわってます。そこに「天祖神社 豊島区 2本いずれも 高さ30メートル 太さ7メートル 樹齢600年」と書いてありました。
え?どこそこ??私、四国は讃岐人なんですよ。東京の神社はよくわからん。仕方ないので「天祖神社」で検索かけたら沢山ヒットした。豊島区でダブル検索してもまだ1カ所に絞れない。の上に、WEBの地図を表示したら、大塚駅南にある天祖神社はとても敷地が狭くてですね。とても樹齢600年の大イチョウがあると思えないんだが?しかも「2本いずれも」という事は2本の大イチョウがあるハズです。本当にここでいいんだろうか?と駅から現地に向いながらもまだ疑ってました!
通りの左側は上りの斜面になってます。JR大塚駅手前の信号で左に折れてすぐ大きな黄色い樹がニョキっと出てるのが見えた。ここで良かったんだ!とすんごく安心しました。なにしろダンナが一緒だからね。一昨日(11/24)の都内銀杏巡りではうっかりして国会前庭から六本木まで1時間も徒歩移動しちゃったから。(都営1日券で都バス移動も都営三田線で日比谷駅利用も出来たと帰宅後気付きました)ええ、うっかりで1時間も無駄にしたので。
天祖神社に10:20到着。

まずはお参りといきたい所ですが、2本の大イチョウのインパクトがすごい。そっちを先に見たい〜。

確かに2本。でも形が変。

イチョウの上部がパッツン!見事に空間が空いてるんですけど〜??ええ〜??
説明板発見:ご神木 夫婦鴨脚樹
推定樹齢600年
樹高30メートル 太さ6メートル

縁結びの大イチョウとして知られる当社の一対の大樹は、むかって右が雌、左が雄であります。
この地の有為転変を何百年と眺めてきたこの樹々ですが、昭和20年4月13日の城北大空襲の際に、米軍による爆撃で被災。今も大きく黒焦げた跡が残っております。枯れる事を懸念された時期もありましたが、素晴らしい生命力で再び蘇り、今また大きく枝葉を広げております」
マジか〜。ってか、空襲で焼けた樹って多いんですね。イチョウは空襲か落雷か台風で折れても再生してて都内銀杏巡りでは大分驚きました。

ところでなぜにWEB地図上で確認した歴史ある天祖神社さんの敷地が狭かったか?ですが、どうも戦後区画整理があった模様です。
上の2本並んでる画像の奥にはビルがありますが、かつての2本並ぶイチョウの間は開けてます。この先にかつては神社の敷地が続いてた模様です。

説明板発見:天祖神社
ご祭神:伊勢の皇大神宮(天照大御神)
境内社:稲荷神社(保食神)・巌島神社(市杵島姫神)・菅原神社(菅原道真公)・三峯神社(日本武尊)・榛名神社(埴山姫神)・熊野神社(伊佐奈美命)
なんだかビックネームな神様が揃ってます。こんな神様の家系図が貼り出してありました。

神社名とご祭神には密接な繋がりがあるのですね。ぼんやり気付いてたけど、家系図にするとインパクト大きいです。
「ご由緒:天祖神社は今からおよそ六百数十年前すなわち元享年間、当時武蔵の国豊島郡の領主であり豊島氏中興の祖をいわれた景村のとき、巣鴨鎮護の神として祀られたと伝えられています。
江戸時代、鬼子母神の信仰が盛んになり一時十羅刹女神を併せ祀ったこともあるが、明治になって分離された。当神社は神明宮ともまた神明社ともいわれていたが、明治5年、ご祭神のの伊勢の皇大神宮が天津御祖の大神であるところから、天祖神社と改称され今日に至っている。
天明年間改築された旧社殿は昭和のご大典記念事業として昭和8年に造営され壮麗を極めたものである。その後、第二次世界大戦も終わりに近い昭和20年4月の大空襲によってその一切が鳥宥に帰した。その際境内にあった樹齢500年を誇るご神木夫婦銀杏も戦火を被り、近年ようやく芽吹いて繁茂するようになったものである。
昭和25年復興奉幣会が結成され、同年ひとまず拝殿が造営された。その後に区画整理がはじまり造営は一時中断され、境内を3分の一に縮小されることとなった。38年にいたって区画整理が完了をみたので、氏子、崇敬者により造営工事に着手することとなり、昭和39年8月改めて復興奉幣会を結成して、48年起工した」
上記ご由緒の文章は石碑に彫ってある。一部判読出来なかった場所があり、そこは想像で補完しました。間違っていたらごめんなさい。

江戸名所図絵に、かつての天祖神社の姿があります。上の画像の中央に鳥居が描かれてます。鳥居の左上に2本並んで立つのが今の樹齢600年超えの大イチョウかな?

分かりにくいけれど、かつての天祖神社の周囲の地図です。現JR大塚駅が2番。地下鉄丸ノ内線の新大塚駅が6番。今は都会のビルが立ち並ぶ場所。ぽっかり江戸の天祖神社が敷地を1/3にしつつも残されてよかったわ。
氏子さんらがイチョウ祭りをやってるようですね。

ちなみに天祖神社さんの絵馬にも夫婦銀杏が描かれてます。10:34神社を後に。東京メトロ丸ノ内線新大塚駅に戻ります。新大塚→後楽園・南北線に乗換→西ヶ原駅へ。旧古河庭園の紅葉が見たいんじゃ!イチョウ巡りから寄り道します。

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