あられの日記

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椿山荘の文化財

2012年08月24日 05時22分41秒 | レトロ建築
椿山荘の66.000平方メートルにも及ぶ庭園内には、歴史的にも美術的にも由緒ある数多くの文化財が点在しています。今日紹介するのは一番大きくて一番目立つ三重塔です。

平安時代前期に小野篁によって広島県の竹林寺に創建され、平清盛が第一回目の修復を執り行ったとの言い伝えがあります。椿山荘へは大正14年、山縣有朋公から庭園を譲り受けた藤田平太郎によって移築されました。平成22年には移築後初めての大規模改修(平成23年完了)を行い、新たに聖観世音菩薩を奉安。臨済宗相国寺派、有馬頼底管長による落慶並びに入仏開眼法要を執り行い、「圓通閣と名乗ることろとなりました。「圓通」とは圓通大士、つまり観世音菩薩の異称で、圓通閣は観音堂を意味します。
由来が凄いっ!まさか東京で平安のビッグネーム小野篁と平清盛の名前を目にするとは…。びっくり!こりゃあたまげた!!なんでここに移築されたかな~?やっぱアレ?維新後吹き荒れた廃仏毀釈&幕府や大名の神仏保護が消えて貧乏になった寺院があれこれ売り払いに出たあれこれの一つなのか??
あ。さて、何はともあれ仏様に手を合わせてから、散策を再開。
白玉稲荷神社
説明板発見:京都下鴨神社にあった社殿を譲り受け、大正14年伏見稲荷から白玉稲荷を勧請して椿山荘の守護神としました。
平成元年、現在地に移し新社殿を建立、遷座しました。
う~む。ここでも大正14年か。あれ?なんかあったっけ?大正14年って。
丸形大水鉢・車石
京都の粟田口から山科に通じる難所日ノ岡峠にあったもので、木食上人・養阿正禅が旅人のために作ったものと伝えられています。荷車である牛車の轍が刻み込まれた貴重な敷石「車石」と共に保存されています。
散策路を回って、幽翠池まで戻ってきました。
上の画像を見ると、椿山荘の庭が起伏に飛んでいることがよく分かります。東京って江戸の世界に誇る庭園都市の名残があちこちに残っていて、それは大小の公園だったり、大学の庭だったり、ホテルの庭だったりするので、ぜひとも見て回ると楽しいです。でもまさか椿山荘がこないに坂だらけだとは予想外だったんだけどね。

高低差を利用して、滝もあります。満足してホテルへ戻ります。
エスカレーターの所に飾ってあった甲冑です。やっぱ椿山荘は「倭」が似合います。
エスカレーターを上がった3階ロビーに売店がありました。椿山荘らしく「椿」をモチーフにした土産物が沢山並んでて、よくある観光地の土産屋と違い、おしゃれでスタイリッシュな物品ばかりです。ぜひぜひおススメ。あっこさんはここで椿の花をモチーフにしたかわいい楊枝立てを購入してました。あれ、私も一押し!絶対机の上にあるとおしゃれさアップです。
さて、次は~。椿山荘と道を挟んだ向かいにある東京カテドラルです。

ここって丹下健三さんの設計した大聖堂なんだよね~。た~の~し~み~~

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1 コメント

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Unknown (あっこ)
2012-08-24 22:48:18
 東京カテドラルはカッコ良かったね~~~~
現代建築の教会で、荘厳な雰囲気を味わえるとは思ってなかったので、驚きでした。
おすすめスポットかも。
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