あられの日記

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その40)大連名物路面電車

2010年08月07日 04時58分54秒 | 旅順・大連旅行記
撮り鉄&乗り鉄の皆さんへ自慢すべく、本日の記事は画像増量でお届けします。
大連には路面電車があります。
朝の5時-24時の運行時間で、約5分毎に運行。
料金は乗車1回につき1元。(路線を乗り換えると新たに料金発生)

代金前払い。乗車口にある料金箱に入れるので、1元コインを用意。上の画像の路線図にある<民生街>というのが、ホテルの最寄り停車場です。
何が驚いたって、乗場が道路の真ん中なんですよ。乗客は路面電車がやって来るまで、道沿いで待っていて、来たとなると中央まで道を横切っていかねばなりません。もちろん信号なんかなし!
すんごいですよ。
まずは路面電車の勇姿をご覧下さい。





乗り方は車輌の後ろから。降りる時は中央出口から。

運悪く、15分待ちとなってしまう~。これは一つ前の車輌が故障した為。
おかげでせっかくの乗車体験が超満員電車状態~。
でもポカりと出来た待ち時間。ガイドの楊さんに質問開始。
私「大連市内に駐車場を見た気がしないんですけど~?こんなに車が多いのにどうしてるの??」
楊「歩道に止めてます」
私「ん??」
楊「歩道に車を止めるのは問題ないんですよ」
私「…でも明らかに足りてないですよね?」
楊「はい」
私「どうするの?」
楊「路肩に停めてる人もいます」
私「それって、駐車違反とか言いません?」
楊「はい、そうです」
私「日本じゃ駐車違反したら違反切符を切られて罰金なんですけど~」
楊「中国でも同じです」
私「罰金って安いの?」
楊「100元とかしますよ」
私「それって、結構な痛手なんじゃないかと思うんですけど」
楊「そうです。でも警察が取り締まる場所も時間も分かってますから(きっぱり)」
私「………」
だそうです。合理主義の中国ですから、駐車場を作るのはムダと考えてるのでしょうか?それとも、作っても車を止めるのにお金を払うのはムダと思うのでしょうか?北京ですら『P』『停』マークの駐車場って見なかったと思う。

なんとか1枚だけ車内を撮影したのですが、降りる時は伝言ゲーム状態。

これは満鉄の総裁室見学をしたいと言う客の要望に答え、自由時間内に旅行会社が設定してくれたのですが…。間が悪かったですね。15分待ちの不運は、満鉄総裁室見学時間を削り、買い物時間がなくなるという事態を招きました。ああ…。満鉄の資料が欲しかったのに~。
ついでに路面電車について少し説明。
日露戦争終結後、大連は日本が租借して、ロシアの都市開発を受け継ぐ形で近代的な都市づくりが始まります。都市基盤はこの時出来ました。
なんと!
日本が作った下水道は現在も使用されてるんですって。水洗便所完備。文明都市の象徴アスファルトの道。更に電気・ガスの供給。そして市内交通として路面電車を敷設。
最盛期の路面電車の軌道総延長は、67キロもあったそうです。
かつて、路面電車は3色に色分けされてました。
白は日本人専用。
赤は外国人用。
緑は中国人用。
その頃の車輌と同じかどうかはわかりませんが、レトロな赤や緑の車輌は今でも走っています。
ちなみに、運転手は少し前まで女性に限られていました。日々300台づつ自動車が増えている大連市内。多分に漏れず、大連もまた市内は渋滞に悩まされており、渋滞の一因になる路面電車は度々廃止の議論がされているとか。でも根強いファンがそれを許さないんですって。
無責任は旅人は、旅行情緒溢れる路面電車は大連の市街風景の一部だと思っちぁう訳よ。このままなくならないでいて欲しい~。
(後出の記事で緑の路面電車も紹介予定。楽しみにしててね)


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