あられの日記

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タムコックの舟遊び?

2015年05月16日 13時33分12秒 | ベトナム旅行記
昨日の記事に引き続き、ベトナムの旅の2日目。ニンピン郊外、タムコック観光を紹介します。
タムコックは、2014年に登録された世界遺産チャンアン観光の名所群の一つです。1万ヘクタールの面積を有し、タムコック・ビッグドン・ホアルー古都を含みます。タムコックは「陸のハロン湾」と呼ばれ、石灰岩の奇岩奇峰の中を、穏やかな小川が縫う様に流れる景勝地です。(添乗員さんお手製のベトナムの世界遺産のコピーより抜粋)
ちなみに、タム=3 コック=洞窟という意味からきてるそうです。
てな事で、何はともあれ世界遺産に登録された景勝地の風景を画像増し増しでごらん下さい。
昨日の記事で1つめの鍾乳洞の下をくぐりました。鍾乳洞を抜けると、更に静かな風景が迎えてくれます。石灰岩の山は、奇岩奇峰に相応しい形をしてます。

私たち夫婦の舟の船頭さん。若い男性だったのね。

左右の河岸には水田が続いてます。白鷺がのんびりあるいてます。って事は、川はごく浅い模様です。ま。水田ががあるんだからして、その程度の水深の模様です。時折水田に舟が近づく時があったので、まだ青い稲を観察してたらば、中にようやく穂が出たばかりの田んぼがありました。関東地方だと8月半ばに出穂があって、9月下旬の彼岸花が咲く頃に稲刈りをしてるから…。あと一月で収穫というタイミングですが、ベトナムの季節感は謎なので断言は出来ないなあ~。ちなみに私が訪問したのは2015年4月10日です。

やがて、またまた行き止まりの雰囲気ね~。つーか、また鍾乳洞の下をくぐる模様です。

今度はダンナが後ろから懐中電灯で前方を照らしてくれました。つーか、アンタ、懐中電灯を持ってたのねっ。

私の目にはトンネルの向こうの景色が見えてるのですが、性能がだいぶん足りないガラケーで再現出来なかった模様です。私の携帯だって、時間をかければ明るい所の光量で固定出来るんだが、舟は常に前進してるからな。

2つめの鍾乳洞を超えて、すぐにまた次の鍾乳洞がある気配。先行する舟が崖下に消えて行きます。なんだか映画か冒険アニメテイストね~。

鍾乳洞も3つめともなれば、観光客ももう慣れたもの。でもさ…。なんだか意味ありげなオバちゃんらがいっぱいですっ!や~マジかぁ~。せっかく楽しかったのに。テンションがだだ下がりです~。

まずは3つめの鍾乳洞をくぐり抜けたのですが、そこで舟の前進が停まりました。
え?ええ??
私たちの乗ってる舟は、ツアー仲間の乗る舟を追いかける形で進んでいたので、ツアー仲間の舟が反転するのを見て事態が把握出来ました。つまりですね。タムコックの舟遊びは、石灰岩の奇岩奇峰を眺めつつ小川を遡り、3つの石灰岩の鍾乳洞の穴をくぐったらそこで反転して、同じコースを戻るのです。さ・先に言ってよ~。最初から分かってたら、舟の進行方向だけみて楽しめば良かったのに~。ええ。たまに振り返りつつ楽しんでた私。

もっぺんさっきの鍾乳洞をくぐるのだね。
ならさ、今舟のスピードは落ちてるし、鍾乳洞に手が届くかもかもかも~???
手を伸ばしたらば。

鍾乳洞の出口あたりで天井に手が届いた。びっくりした!まあ、川だから潮の上げ下げはないからね。雨期とかだったら川の水量が増えるのかな?そういう時は舟遊びのコースが短縮になるのかな?どうだろ?
ああ!舟に品物を載せてるからおそらく…とは想像してましたが、想像通りです。
鍾乳洞の出口で雨宿りしていたオバちゃん達が、一斉に舟を出しました。獲物は私たちっ!!嫌~~~~っ!!

それぞれに獲物を定めて舟を観光客を乗せてる舟に横付けし、セールス開始です。

オバちゃん達の商品はこんな感じです。買うならば、おススメはベトナムコーヒーかな?うちのツアーの人が前方で買ってた模様。使用済みのコップの回収はどうなんだろか?…使い捨てタイプなのかな?よくわからん。とか暢気にしてたら、こいつは買わないと判断した私たちの舟に横付けしたオバちゃんはいなくなった。あ~安心した!

船遊びは再開したけど、もうね。テンション下がってしまった~。なんつーか、記事を描くにあたり撮影した画像を編集してたらば、ここからの撮影枚数がめっきり少なくなってました!なんか、いい写真を写すにはワクワク感が大事なんだと再確認した気分です。

撮影をあまりしなくなると、鳥の声がよく聞こえるようになりました。野鳥は行きにもいたし鳴き声も聞こえてたけどね。

あれは…。オレンジ色と明るいルリ色の鳥??もしかして…?まさか、カワセミってベトナムにもいるの!?
驚きです。残念ながら、視認出来たけど撮影には失敗しました~。
 
これも撮影に失敗した…。左上の画像の水面から突き出た竹の上に、オレンジとうぐいす色のコンビの小鳥が停まってます。たぶんジョウビタキだと思うけど、ここはベトナムだからな~。遠目だと確定出来ないわ~。
右手の白いのはおそらく白鷺たと思います。白鷺はもともと東南アジアにいる鳥で、日本に渡ってくる鳥なのです。はっ!そうだっ!!なぜに私は望遠撮影出来ない携帯電話で撮影してるのか!こういう時こそデジカメ撮影じゃん!!と。いそいそとデジカメを取り出したのですが、シャッターを切ったらシャカシャカシャカシャカ~~~~~~。うを~~~~。今何枚連続撮影しやがったぁ~~~~~っ!!ここに至りようやくホアルーでダンナが「デジカメがおかしい」と言った訳が判明しました!連写してたのね…。って事で、連写機能の停止作業をすればいいのですが、あいにく持参してるデジカメに私はまだ慣れてないのだね。後でバスの中ででも取扱い説明書を読む事にして今は記憶に焼き付ける事にする。や~。ヘタレ!自分で自分にツッコむ。
や。もちろん旅の前にデジカメに慣れておくべきだったのですよ。ンな事は分かってるの。でもさ~桜散歩を繰り返してたら、デジカメの取扱い説明書を読む時間がなかったの。つーか、桜散歩にデジカメ使って慣れとけや!って事だったか…。一人反省して凹む。そんな間の舟は順調に進んで行きます。おそらく雨降りだからか、舟遊びをする客も今日は少なめのようです。行き合う舟はありますが、数はあまり多くありません。

やがて始めから2つめの鍾乳洞のトンネルに戻ってきました。

トンネルを出た所で、先行する舟が減速&停止した。ン??何かな~?
と。先行してた舟の船頭さんが、大きな袋を取り出した。中から彼女の売り物が登場です。
とと??うちの船頭が先行してた舟に横付けする。
先行してたのは、うちのツアー客が乗客でした。見たらばシルクに刺繍したでかい財布かポーチ?といった体のよくあるお土産でした。これは中国の広西チワン族自治区を旅した時もよく登場したな…。
「1つ1アメリカドル~」とオバちゃんは連呼してます。や。最初は1個2ドルだったんだけどね。見てたら下がった。あんまり興味はないけど~。見てたらオバちゃんがターゲットを自分の舟の客から私へとチェンジした。
あ。やっちまった~。
とは思ったけど、1個1ドルなら~…。んで?どんな柄があるのかな?いかにもベトナム土産の「ベトナム」と刺繍してるデザインはいらんのじゃ!!と。オバちゃんが出す商品をチェンジしまくったら、オバちゃんが袋毎渡して来た。ので、赤いシルクに花が一杯刺繍してる柄を選んだら「2ドル」とか言ったので「さっき!1ドルって言ってたよねっ!!」と言ったらば、1ドルになった。
…もしかして、あの柄は2ドルの商品だったのかも?と。後で気付いたけどな。なら別の袋に入れとけや!って事だよな~。よし。問題なし!
と。クルーズも再開。
やがて1つめだった鍾乳洞のトンネルもくぐったので、あとはもう元の船着き場に戻るだけ~~~…。ん?あれは…。
行きで舟遊びの客を勝手に撮影しまくってたオバちゃんです。また舟に乗ってて出来上がった写真を売りに戻ったのだ!
もちろん私たちの舟も数カット撮影したハズです。いいでしょう。見せなさい。いい写真なら買うよ~。
え~と?
オバちゃんが出したのは写真じゃなくて、写真帖だった!!
あれ??数カットじゃないの~??
数える。
14枚もあった~…。マジでぇ??
点検したらいい写真もあったので購入する事にする。
「ハウマッチ」
と。オバちゃんは「18アメリカドル」って答えた。
フリーズ…。
つーか、18ドルだってぇぇ~~~!!
高速で暗算…。は無理なので、ショルダーバックから電卓を取り出した。
18アメリカドル×122日本円=2196円也。
オバちゃん、どんだけボルつもりやねんっ!怒るでぇ~~っ!!
この前のホアルーでカメラオバちゃんが提示したのは1枚1ドルでした。なら14枚ならMAX14ドルまでしか払わんゾ!つーか、14枚全部買うなら値下げしろや!枚数増えたら値下げするのは、ベトナムの買い物の流儀やろっ!!
既に切れかかってる私。まずは「プライスダウン!」です。でもオバちゃんは強気!全く下げないんでやんの。
いいも~ん。なら気に入った写真だけ買うだけじゃ!
「セレクトね」と。勝手に写真帖から写真を選ぶんだけど、これが…。オバちゃんはなぜか強気。18アメリカドルから全く下げないの。何でやねんっ!
「ならさ~。ベトナムドンならどうなの?ちょっとこの計算機に数字を入力してみろや」と。舟越しに指し出せば、オバちゃんは計算機に「18」と入力しやがった!つまり、18アメリカドルから下げない構えなのだね。
「私が支払えるのはMAX25万ドンじゃ!」と。20万ドン札を5万ドン札を出す。
さっきフォンさんに両替してもらったベトナムのお札は、20万ドン札と5万ドン札しかないの。んで、これを日本円に換算すると20万ドン=1176円。5万ドン=294円なので、25万ドン=1470円なのね。え~と?アメリカドルに置き換えると…。1470円÷(1ドル:122円)=約12ドルです。オバちゃんの請求する金額の2/3にあたります。もちろんオバちゃんが納得するハズないんですが、ダメならダメでかまわない。そこまでこの写真が欲しい訳じゃないからな~。
と。互いの言葉が全く分からないこともあって会話は膠着状態。時間だけが過ぎていくのね。
となると…。
実は不利なのはオバちゃんだったりする。
撮影済みの写真を売りつけるべき客が船着き場で舟を降りてしまったらタイムアップなのだ。客が帰ったら金にならんのね。
と。仲裁したのは実は私たちの舟の船頭さん。「オバさん。あんまり強欲なのは良くないよ。うちの客にこだわってたら他の客を逃がすよ?」
みたいな会話だと推測する。
オバちゃんは25万ドンをひったくりののしって急いで次の獲物を追いかけていった。
ええ。代々お察しの通り、さっきの赤いシルクの刺繍あたりから、全く撮影してません。今回の経験から言わせてもらうと、
タムコックもホアルーもカメラオバちゃんは強引です。押し売りです。押し売りされるのが嫌ならば、最初からカメラに取られないようにしましょう。対策としておススメするのは、カバンや帽子や傘で自分の顔を隠す事。本人が写ってなければ押し売ラレル事もないよな~。あと。ベトナムの旅を通じて感じたのは、おっちゃんよりオバちゃんの方が押しが強い。強気に出る自信がないなら、おっちゃん相手に自分から声をかける方が楽に買い物出来ます。笑顔で馴れ馴れしいのは大概押し売りのオバちゃんです。対抗出来るのは大阪のオバちゃんくらいじゃないかな~?
船着き場到着。
実際、うちの船頭の兄ちゃんが一言言ってくれてオバちゃんが諦めたので、お礼にとチップを渡そうと財布を探ったんだけどね。ベトナムドンはフォンさんに両替してもらったばかりで20万ドン札が残り3枚ぽっきり。チップに使えない。なら1アメリカドルだと財布を探ったけど、1ドル札がないっ!あれ?なんでないの??思い出す。
ああっ!!
ホアルーで傘を4ドルアメリカドルで1ドル札4枚で支払って。ホアルーのカメラおぼちゃんに写真を1ドル支払って…。朝ホテルの枕銭に1ドル置いてきたからで。だから1ドル札も残ってなかった~~。こういう時こそチップを渡したかったんだけどな。し・仕方ない。日本語でお礼だけ言って舟を降りました。あ~、失敗した!そもそも成田の両替の時にもっと1ドル札を両替しておくべきだったんだよ~。これからベトナム旅行行かれる方、1ドル札を多めにご用意下さい。

レストランに戻るとまずは救命胴衣返却です。そしてトイレ。さすがに小雨が時折降る程度だったけど、川の上に1時間40分は寒かった~。まあ救命胴衣が実質防寒具でしたけど。
って事で、時刻は既に午後1時。遅めの昼食を同じレストランでいただきます。

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