あられの日記

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旧中村家住宅

2010年04月26日 05時58分15秒 | 相模原・座間・大和市
勝坂遺跡公園からすぐ近くに国登録有形文化財の「旧中村家住宅」があります。
幕末期の和洋折衷建築です。

中村家住宅は現在長屋門と中村家住宅母屋が保存公開されています。
長屋門は、幅が63尺(約19メートル)の長大なもので、主屋と同時期の慶応年間(1865-1868)に建設されたと推定されます。
長屋門としては一般的な形式でありますが、通常柱は4寸(約12センチ)角程度であるのに対して、この長屋門では5寸(約15センチ)角の柱が使用されており、創建当時は豪壮な趣きを呈していたものと思われます。長屋門の外壁は朱色の漆を塗った形跡があります。
以上、大凧センターにあったパンフレットの説明文より。

中村家住宅は建築当初は3階建てでしたが、関東大震災後、3階部分は取り除かれ2階建てになっています。
建築を手がけたのは鎌倉大工の石井甚五郎で、10年の歳月をかけて完成したと伝えられ、詳細な板図が残されています。
建築の特徴は、1階の外観は和風の要素でまとまっていますが、2階は外壁を海鼠壁とし、洋風の要素として軒を曲線の白漆喰で塗り込め、正面に縦長の窓を配しています。

窓をアップで撮影してみました。
あ~。下部の白いのは、持ってたチラシが写り込んでしまったようです。

内部公開は1階の式台の間と茶の間のみ。なのですが!!
内部公開は木曜~日曜のみ。(休館日は外観のみ観覧)
開館時間は午前9時半~午後4時。
入館料は無料。
私の訪れた4月21日は水曜日だったので、外観のみ見てきました。

緩~い上り坂が延々と。
やがて芝桜が見えてきた。

ここが勝坂歴史公園。ええ、勝坂遺跡公園とは別物です。
当初は相模川の芝ざくらラインでお昼をするつもりだったのですが、勝坂遺跡公園が後になってしまったのでここでお昼を取ることにしました。

歴史公園の裏は照葉樹林帯です。ええ。まだカバノキ類の花粉が飛んでました。大体これ3月中には花粉が飛び終わるのですが、今年の天候はむちゃくちゃなのでそういうこともあるやもしれん…。
帰宅後は花粉症用の目薬やらのお世話になっちゃったわ~。
さて。
ここでも米軍座間キャンプがネックです。うちからだと直線距離だと勝坂遺跡公園はそう遠くないんですが、間に座間キャンプがあるんですよ。ぐるり~と迂回せねばならんので結構大変。でもハイキング&ウォーキングすると先日来紹介してる所は一度に回れるのでいかがですか?
5月4日&5日には大凧まつりもありますぜ。
コメント (2)
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勝坂遺跡公園

2010年04月26日 05時07分35秒 | 相模原・座間・大和市
相模川で芝ざくらを楽しんだ後は史跡勝坂遺跡公園へ移動。
でも相模川は段丘なんですね。それも大掛かりな3段構えになってて、自転車だと帰りはひたすら坂道を登んなきゃならないという…。
そんで目的地が今月オープンしたばかりの縄文時代の集落跡、史跡勝坂遺跡公園ってのはどうなの?
つーか、私、勝坂遺跡公園と勝坂歴史公園を混同してました。どっちも同じだと思ってて、予定では始めに遺跡公園に寄るつもりだったのに、間違えて勝坂歴史公園に行ってしまいまして…。噂の縦穴住居がないなあ???と。
で。
大凧センターで遺跡公園のチラシをゲットしまして、この2つの公園が別物だというのに始めて気づいたのです。

縄文式の竪穴住居に入れる~。でも暗い~。
画像ではそこそこ明るそうに見えるかもしれませんが、実際は光源は外の自然光のみということで内部は本当に暗い。
でも広い。
再現された竪穴式住居は、土葺きと笹葺きの二つです。
ささぶきはこっち。

復元住居は柱材はクリ。約4700年前の住居を復元しています。

わかりにくい場所にありまして、公園の外は市の登録天然記念物の照葉樹林です。でも一見するとただの雑木林でして、そっちは軽く崖になってます。静かでいい感じですが、一人で行く場所じゃないなあ…。

原寸大の竪穴式住居だけでなく、廃絶住居(窪地)やら

埋没谷&縄文生活林や土器の野焼き場までありまして、校外学習には最適な施設ですね。
廃絶住居というのは、竪穴住居の耐用年数は10数年程度で住居としての役割を終えたと考えられていて、半地下式の縦穴住居は1メートル程地面から掘り下げられて作られてるのです。
廃棄された竪穴住居はやがて土が流れ込んで埋まり始め窪地になります。それが再現されてるんですね。
ちなみに、窪地は格好のゴミ捨て場として利用されたようで、発掘されると大量の土器や石器が発見される場所です。

コメント
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